IN MEMORIAL

 

 昨日のアカデミー賞は

 番狂わせはないものの(ゴジラや宮崎駿ですら)

 全体としての面白みの安定感は

 近年一だったんじゃないかな。

 どうやらノミネートされた作品群の質も

 例年以上に高かったかも。

 もちろん『オッペンハイマー』も

『関心領域』も公開は今後なので楽しみ。

 一方で『バービー』組は

 監督のグレタ・ガーウィグも、

 主演のマーゴット・ロビーも

 ノミネートされていない中で

 ステージでライアン・ゴズリングらが

 盛り上げ役に徹してくれた。

 で、その『I’m just Ken』を

 監督キャストみんなで熱唱するっていう。

 しかも別の映画の主演女優(兼プロデューサー)

 であるエマ・ストーンが

 マイクがまわってきてちゃんと

 ワンフレーズ歌ってくれるっていう、

 なんていい子なんだろうって、

 やっぱ主演女優賞はエマ・ストーンだなって

 途中から思ってしまった。

 いや、『哀れなるものたち』、

 もう1回観なおしますよ。

 それにしてもビリー・アイリッシュが

 まだ22歳だったとは知らんかった。

 ゴジラ陣営はプレゼンター『ツインズ』

 (シュワちゃんとデヴィート)からの

 流れがあってラッキーだよね。

 (マイケル・キートン最高!)

 ジョン・シナのアキラ100%には

 ハラハラ感も含めて超絶爆笑。

 しかも衣装デザイン賞のプレゼンテーター

 だったってオチも最高すぎるわ。

 

 そしてどうか『実録 マリウポリ20日間』の

 再上映もしくはせめて配信を

 どこかでやってほしい。

 

 この1年で亡くなった多くの映画関係者を追悼する

 IN MEMORIALでは坂本龍一らとともに

 イ・ソンギュンも。

 年明けに友人の勧めで

『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』

 一気観、あらためて『パラサイト』も観たので

 ぐっときてしまった。

 

 今日は雨がやんだ夕方、

 今週末オープンする

 今池のナゴヤキネマ・イノを折り返し点に

 ウォーキング。

 シネマテークが終了するときに

 チラリと聞いてはいたけれど

 無事実現されて嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

notes
自己ベスト

 

 昨日友人に言われるまで

 すっかり忘れてた今日のマラソン。

 午前中、外の空気を吸いに外に出て

 目の前の歩道橋を上がったら

 やってきたのがちょうど先頭集団だった。

 あいかわらずすごいスピード感。

 いちばん後ろが鈴木亜由子、

 その右前の白い帽子が加世田梨花、

 で、その前列3人の真ん中の黒い帽子が

 優勝した安藤友香。

 後半追い上げての自己ベストでの

 逆転優勝は感動的だった。

 でもパリにはいけないんだよなあ…

 

 展示をやると決めたら

 なんだかんだとやることが増えて

 3月は事務仕事もあるし

 結局今週は歩きに出られなかった。

 明日からまた体力ともにリズムづくり。

 ある意味今のことを始めて

 ワーストな昨年だったけど

 今年は小さな範囲での自己ベストを

 小刻みに。

 

 

 

 

 

 

 

notes
日曜の午後くらいは

 

 昨日の午後は岐阜の友人に昨年オープンした

 日曜だけ営業のgrisさんに連れて行ってもらう。

 3年前のyamamotoでの展示の際に

「2年後にはお店を」と言ってみえて

 その年アフター制作させていただいた

 このデスクライト。

 

 

 

 それがここに。 

 お店もお菓子たちもゆっくり時間をかけて

 かたちにしたのがよくわかる

 小さな素敵なお店だった。

 予定してたブックフェアには行けなかったけど、

 待ってる時間もふくめて

 おしゃべりしながらのんびり過ごした

 (打ち合わせだったんだけど打ち合わせ感のない)

 いい午後だった。

 

 

 

 

 

 

 

notes
日曜の朝くらいは

 

 早朝からコインランドリーへ。

 本棚に『推しの子』全巻が追加されてて

 なかなかやるな、と思った。

 でも待ってる1時間は

 漫画を読むには微妙なので近くの

 Mドナルドへ移動し

 朝食がてらちょっぴり書きものを。

 Mドのお姉さんが早朝にはちょっと

 きついくらいのハイテンション元気め接客、

 +全力の懐かしのスマイル0円で

 若干尻込み。 (マスク越しなのに)

 昨日も近所の某S薬局いちばんの

 レジで過剰マニュアル接客おばさんと

 ダラダラ間崩し作戦で戦ったばかりなので

 なるべくお姉さんとは目を合わさないように…

 ごめんなさい。

 日曜の朝くらいは静かにスタートしたいよ。

 

 ところが今度はコインランドリーに戻って

 洗濯物をたたみ始めると

 70代後半のおじさんがやってきて

 入れ替わりに出て行ったお客さんに

 野太い声で

「ありがとうございました!」

 あー、びっくりしたあ。

 エプロンをつけだしたのでどうやら

 初めてみるここのスタッフらしい。

 いや、空間に声の大きさ合ってないよお。

 一方で次に入ってきた男の子が

 たった1枚の長袖のTシャツを

 乾燥機から取り出し、

 テーブルの上を消毒し、自分の横で

 5分以上かけて何度も丁寧にたたみ直しつつ

 最後にジップロック的なものにぴしっと

 封入するという作業を

 横目で興味深々で見入ってたものだから

 その子が帰るときに放たれた

「ありがとうございました!」に

 またびくうっ、っとなってしまったよ。

 これはもう先制防御しかないなと

 自分が帰るときはそっと「ありがとお」と

 会釈しながらおじさんの前を通り抜けた。

 スリッパを棚にかえしてると

 あの音量で

「あれ!違う!?」と背後から呼び止められ

 びくうっ。

 隅っこでイヤホン充電してるの忘れてたわ。

 ありがとう、まったく忘れてたわ。

 でもおじさんのあだ名は

「退役軍人」にさせてもらうね。

 

 よい日曜日の午後を。

 

 

 

 

 

 

 

notes
比較対象

 

 手伝いに来てくれた母親が

「今朝の『ブギウギ』に出てきた俳優が

 誰かの息子らしい」と言うので

「カズだよ、カズ」

 というテレビの流れから

「宮沢りえが出てるビールのCM」の話になり、

 一緒に出てると言うおじさんの俳優、

 が誰なのか気になりネットで調べても

 今年宮沢りえがビールのCMをやってるって

 情報がいっこうに出てこない。

 誰かほかの女優と勘違いしてない?との

 疑いから検索ワードを

「ビールCM」に切り替えたところ

 出てきたたくさんの動画目次の中で

 ん、このルック似てないか?というのが

 ザ・プレミアム・モルツの広瀬すずだった。

 携帯で動画を再生すると

 おおー、言われてみると

 声の雰囲気確かに似てるなあとは思ったが、

 でも家のおっきなテレビで間違えるか?

 と、母が見たというバージョンらしき

 CMを確認。

 やはり広瀬すずをすっかり宮沢りえだと

 思い込んで見てたらしい。

 ちなみに件の俳優は浅野和之だった。

 宮沢りえってうちらと同世代で

 広瀬すずって25歳くらいだからな

 世代が違い過ぎて比べたことなかったな。

 て、何気に調べてたら

 今このふたりをふくめた四姉妹ものの

『阿修羅のごとく』を

 是枝監督が撮ってるらしい。

 

 

 夕方アパートの家賃持って行ったら

 大家さんに師崎のはっさくたくさんもらった。

 まあ、自分もはっさくも夏みかんも

 ぽんかんも全然見分けがつかんけどね。

 

 樹脂くさいアトリエが今いい匂い。

 

 

 

 

 

 

 

notes
まだ2月なのに

 

 今年暫定並列1位だった

『枯れ葉』と『夜明けのすべて』を

 ビクトル・エリセ監督31年ぶりの

 長編新作『瞳をとじて』が

 自分の中で抜いてしまった。

『枯れ葉』が名古屋では

 年明けの公開だったけど、

 東京みたいにもし昨年公開だったら、

 年間2位に入ってた点数なので

 嬉しいかな実にハイレベルな年明けの映画。

 なのに、昨日観た『落下の解剖学』が

 これらを抜いて暫定1位。

 

 ちょっと年明けからのメンタル具合もあって

 過剰な映画にまったくのれなくて

 (ヨルゴス・ランティモスとか

 アリ・アスターの映画とか)

 これも内容的にきついんじゃないかと

 思って心配してたんだけど、

 いやいや、むちゃくちゃ面白かった。

 好みはわかれるかもだけど、

 自分的には大好物だった。

 観たあと「こわー」ってなって、でも

 あとから監督と監督の旦那さんとで

 共同脚本だと知ってむちゃくちゃほっとした。

 自分的には来月のアカデミー賞の

 主演女優賞はエマ・ストーンじゃなくて

 今作のザンドラ・ヒュラーさんを推したい。

 

 それでも『夜明けのすべては』は2回目観て

 1点加算されて、なんぼでも観れるわ

 モードに入ってるし、それじゃあ不公平なので

『枯れ葉』も刈谷日劇で今やってて

 もう1回観たいし、『瞳をとじて』だって。

 (『野球どアホウ未亡人』もまだやってる!)

 同じく来月同館で公開の

『違う惑星の変な恋人』も実は

 ミッドランドでの短い上映期間に2回観てて

 ほんとにしんどい時に笑わせてくれて

 上記4作に次ぐハイレベルな5位なのだった。

 3月は木村聡志監督作品が

 一気に3本上映されるそうなのでおすすめ。

 

 この冬はこれらの栄養なかったら

 乗り切れんかったな。

 

 

 

 

 

 

 

notes
優しい、

 

 一昨年のマイベスト1位の

『ケイコ 目を澄ませて』の

 三宅唱監督の新作『夜明けのすべて』を

 先週の初日に。

 メンタルヘルスを修復中の自分には

 ものすごく優しい一本で、

 (癒されるとか安易な意味ではなく)

 同時に職場とか仕事についての映画だった。

 その後瀬尾まいこの原作小説も読んだけど

 あ、これ映画だけの設定なんだ、

 って思う変更がままありながら

 原作のエッセンスがそのまま

 匂ってくる不思議な映画だった。

 フィルム撮影された映像の

 質感ですら優しく感じてしまう。

 実は主演のふたりが

 朝ドラの『カムカム』で夫婦だったことに

 観終わってしばらくして気づいた。

 もう一回観たい。

 

 年始最初に観たアキ・カウリスマキの新作

『浮き雲』がとってもよくて、

 下手したらこのまま年末まで首位か、

 と思ってたんだけど

 これも並んで暫定1位に。

 

 だったんだけど、数日前に観た、

 とある映画に1位を更新されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

notes
再開

 

 昨秋財布を落としてあらゆるカードを

 紛失してしまったときに

 診察券を無くしたという理由だけで

 歯医者にも内科のクリニックにも

 行けなくなってしまってたんだけど、

 10日ほど前に被せてあったのがとれた

 歯の治療のため火曜に

 本来次の予約日だった日から数えて

 約半年ぶりにようやく通院。

 

 水曜には月いちの整体へ。

 その夕方、騙しだまし使っていた携帯が

 ついに壊れてしまい、

 翌日には早朝から親と連絡を取り合う

 用事もあったので、

 閉店前のドコモへ駆け込み強引に

 なかば強引に機主変してもらう。

 

 木曜日は叔母の葬式で

 両親と合流し車で弟を拾い京都へ。

 間接的に自分が今みたいな仕事を

 続けられているのは

 この叔母のおかげでもあると思っており、

 もう少し自分がまっとうな状況に

 なっている状態で展覧会とかの

 お声がけをしたかったのだけど、

 気づいたら十数年が経ってしまい

 結局なんの報告もできないまま

 逝ってしまわれて、

 不義理を詫びつつ手を合わせた。

 

 帰りに父がカフェ工船に寄りたい

 と言うので、久しぶりに。

 10年ほど前に一回来ただけで

 よくまあそんなに常連面できるわ、

 とドンびきしつつも、とはいえ

 自分も久しぶりに訪れたので

 ここで飲むコーヒーの

 なんとまあ美味しいこと。

 父と店を出たらまさかの

 オオヤさんとばったり。

 なぜか毎回調子悪いときに

 この人と会うんだけど、

 あいかわらずちょっとのやりとりで

 なぜか救われるところがあるからすごい。

 10年前に女木島で会ったきりなのに

 あとから出て来た父とも

 京都ローカルネタで

 立ち話してくれるコミ力もえらいわ。

 

 リハビリ兼ねて行き帰りの運転したけど

 たかが京都往復で身体がバッキバキ。

 前日整体行ってなかったらきつかったな。

 基本車の運転好きなので、

 こんなことになること

 前はなかったんだけど…

 まあ、親父が助手席に乗ってるストレスは

 かなりあったかもしれん。

 そういえば道中HINの前を通って

 ここでの展示の制作のときも

 いつも手伝ってくれてる母に

「ここがそうだよ」と説明してるのに

 隣の懐石、がんこの説明を大声で

 かぶせてくるのもマジうざかった。

 

 携帯が新しくなったものの、

 なぜか昨日まで電話帳の移行ができておらず

 操作自体もわからないところがあったので

 ここ3日なんとなく携帯にしばられない

 いい時間でもあった。

 

 今日は午後から中断していた

 張り込み練を再開。

 

 

 

 

 

 

 

notes
今日は張り込みお休み

 

 今日は昨日出来たシェードを

 配線して発送するつもりだったのだが

 いざやろうとしたら別注の長さ分の

 コードのストックがないことが発覚、

 発注してると週末になってしまうため

 あたふたと動きまわってるうちに

 (結局は無駄な動きだった)

 夕方になってしまい、

 雨で光量が足らないこともあり

 張り込み練は結局お休み。 

 シェード作成でいっぱいいっぱいで

 やはり段取りができにくい脳の現状。

 

 ところで昨日母がアトリエに来て

 軽く片付けをしてくれたときに

 何気にメモを見つけられて、

 こないだYou Tubeを見てポテトサラダを

 つくったときのメモなんだけど

 (要は段取りの補足ですな)

 え、じゃがいも茹でるのに砂糖?とか

 酢入れるの?とかむっちゃ食いついてきて、

 年取ってきて、総菜買った方が楽とか

 外食の方がとかの発言が

 増えつつある最近なので

 いいことだな、と。

 母があさイチで料理回見たときのレシピとか

 積極的にプリントアウトして

 渡したりしてるのだが、まあ、

『ゴールデンカムイ』(映画)って面白いの?

 って聞いてくるうちは

 まだまだ大丈夫だなって思う。

 

 先日も yamamotoで買った袋の

 内側の刺繍を(自分は展示のとき気づかず)

 嬉しそうに見せてきた。

 考えてみれば今の自分より

 はるかに毎日働いているものな。

 そりゃ、おれよりよっぽど大丈夫か。

 

 

 

 

 

 

 

notes
回路

 

 制作意欲的なものはあれど、

 そこからまだまだアウトプットまでの

 回路がうまく繋がってくれない感じ。

 アウトプットできないと

 それがまたストレスになる。

 焦りになる。

 まるで20代。

 

 今必要なのはたぶん単純作業。

 かも。

 

 

 

 

 

 

 

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