FRPのこと43 (曲面は段取り命)

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 一体成型のものだと樹脂の硬化とのたたかいなので

 段取りが命。

 とりわけ曲面は事前にガラス繊維を切り分けて

 ほぐしておかないと張りながらでは相当たいへん。

 ましてや僕の場合クリアなので。

 それでも不測の事態は多々起こるものだが…

 

 本日午後から難易度の高いかたちにトライしてみる。

 これは技術的に吸収しておきたいことなので今やる。

 終わったら松本に専念。(明らかに遅いけど)

 うちのはどないなっとんねん?な方たちには

 いましばらくご迷惑おかけします。

 すいませんが。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと42 (スチレンフリー)

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 通常ポリエステル樹脂に含まれている

 スチレンが発砲スチロールを溶かしてしまうので

 FRPを積層することはできないのだが

 スチロール用樹脂を塗布することで

 積層可能に。

 

 慣れた手法ではないので

 高額なスチロール型で本番に入る前に

 まずは小さな球体で実験。

 溶解、型抜き後の内部表面がどうなるかが鍵。

 

 

 松阪大輔が今日12年ぶりに勝った。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 41 (アナハイムの岩)

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 松本市美術館では開館15周年記念で

『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』

 を開催中だそう。

 あの方松本市のご出身なんですね、って

 毎年美術館の入り口のFRP製の作品を目にしながら

 あらためて知った。(御年89歳)

 実はちゃんとまとめて作品群を観たことがないし

 もちろんクラフトフェアの時期もまだやってるので

 準備万端(実績ないけど)前入りして

 ぜひ観に行きたい。

 

 エンゼルス大谷翔平くんが本拠地で

 センター方向に打った2号3号ホームランの

 ときに映るエンゼル・スタジアム(アナハイム)の

 あの噴水の出る人工岩はやっぱりFRPなんだろうな

 などとニュースを見つつ

 これからもいっぱい打って登場するといいなと

 思っていたらいやいやホームラン打たなくとも

 地元で投げれば試合中ずっと背後にあの岩が

 画面に映るのだ。

 シーズン始めのこの時期に野球が盛り上がると

 なんだかとても嬉しくなるのであった。

 

 中日の99番のあのお方にも

 まずはひとつ勝たせてあげたいのだが

 いかんせんチームが弱いからなあ。

 

 今日は某中野球部顧問の弟の誕生日。

 お互いいい歳になったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 40 (彫刻3)

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 媒体に載せてもらう際、肩書きをどうするか

 というときに「造形作家」としてくださいと

 お願いするのだけれど、

 以前どうしても英訳しなければならなかった際に

 先方が調べてくれて

「造形作家は sculptor です」

 ということだった。

 でも sculptor は 彫刻家 のことなのだ。

 

 一昨日東京での展示を終えた

 クロヌマタカトシさんが

 カミヤベーカリーに来てくださって

 福岡道雄さんの展示のことを教えてくれた。

 恥ずかしながらこれだけ

 FRPを使って作品をつくっている

 日本人の方をまったく存じ上げなかった。

 80歳越えの御大である。

 作品の中に同じくFRPを使う

 草間彌生のことがちょっと書いてあって最高だった。

 また解説文やキャプションにも

 しっかりと「FRP」と表記されていて

 とても嬉しかった。

 残念ながら大阪の国立国際美術館での展示は

 昨日が最終日。

 

 クロヌマさん、

 きっとわざわざ伝えに来てくださったんですね。

 次の2人展に繋げましょう。

 僕も sculptor らしいことをするつもりです。

 

 

 まずはカミヤベーカリー展示期間中

 今晩最後の徹夜になりそう。

 健全なパン屋さんでの展示なのに

 なぜか今月、睡眠は2日に1回という

 おそるべきルーティンになってしまった。

 これはこれで慣れてしまうからおそろしい。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと39 (カーボンクロス)

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 映画『スパイダーマン ホームカミング』は面白かった。

 先んじてゲスト出演した

『シビル・ウォー /キャプテン・アメリカ』で、

 この新たなおしゃべり少年ピーター・パーカーは

 戦闘相手のフェルコンに向かって

「その翼カーボンファイバー?強度と柔軟性が絶妙だね」

 的なことを言ってくれちゃったりしたもんだから

 すぐに好きになった。

 (+マリサ・トメイがメイおばさんだなんてもろに加点材料)

 昔のトビー・マグワイアも嫌いじゃなかったけど

 こういう陽のスパイダーマンはずっと観たかった。

 45歳、アメコミネタ。

 

 長年とりくんでいる大ぶりの箱形のとあるものに

 使用できないかと試しに

 カーボン(炭素繊維)クロスを使ってみている。

 最近ちょっと、ただのカーボン憧れというのもある。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと38 (ガラスマット3)

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 僕はだいたいガラスマットの#300を使用。

 1屬△燭300gにした厚みということ。

 自分のつくるものに対してはこれが

 いちばん適していると思うのだけど

 防水や防蝕工事なんかだとある程度の厚みを

 出さなくてはいけないので#380とか#450とかを

 使ったりする。

 じぶんは成型屋さんの勤務経験がないんで

 わからないのだけど立体物をつくるには

 このくらいがやりやすいのではないかな。

 僕の場合はさらにクリアにする(繊維を極力消す)のと

 かたちにするのとの両立を目指すのが前提に

 なっているので。

 

 でもこれ燃やせないんです。

 ついでに樹脂(ポリエステル)も。

 だからFRPはリサイクルが難しい。

 実は近所の幼稚園が移転したあとに、

 ずっとFRP製の園児用の移動式プールを

 裁断した残骸がずっと放置してある。

 こうなってしまうととても心苦しい。

 モノや素材を選ぶうえで

 考える糧にしてください。

 つくる側としてもそういうことも

 こころにとどめ置きながらつくってると

 あんまり効率を求めてポンポンつくれる

 ようなものはつくりたくないわけです。

 ごめんなさいね。

 

 だからたくさんつくっているようなもの

 でも1個1個に一喜一憂してしまう。

 またそういう時間を共有しつつ

 つくりあげる素材でもあるのであるいは

 瞬発力のない自分には合っているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと37 (CFRP)

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 これも先日のクラフトフェアまつもとでのこと。

 お父さんと会場をまわっていた鉄道好きの高1の男の子が

 僕の素材を尋ねてきて、FRPだとわかると目を輝かせて

 カーボンファイバー(CFRP)※についての博学な知識と、

 それが車体に使われている鉄道や、機体に使われている

 ボーイングの型番などをいろいろと教えて聞かせてくれたので、

 ちょうどそのとき居合わせたみんなでにやにやしてしまった。

 こういうのがあるからクラフトフェアはやめられない。

 

 そんな余韻の冷めやらぬ先日、湯浅夫妻の友人で

 近江で合流した岡山の建設機械の会社タグチ工業

 田口詠子さんに紹介がてら見せていただいた

 フリーペーパー(社内報?)をさっと開いたら偶然にも

 おお!CFRP!

 なんでもJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同開発で

 油圧ショベルの軽量化に取り組んで

 CFRP製のアタッチメントを使った(黒い部分)

 アームを完成させ軽量化に成功したんだとか。

 すごいねえ。

 宇宙での使用を視野に入れて

 建機をつくっているなんてなんと広がりのある話なんだろう。

 ほかにも面白いもの(スーパーガジラとか)を

 いっぱいつくっていて、

 僕らが知らない世の中の役に立ってる工業系の会社って

 いろいろあるんだなあとつくづく感心してしまった。

 この「ガジラ通信」もとても面白い。

 

 そういえば松本で会った高1の彼は『STAR WARS』の

 手拭いを頭に巻いてたっけ。

 

 

 と、この記事を書いていたら、

 インドの18歳の少年が世界最軽量の人工衛星を

 開発したというニュースが。

 もしや、と思ったら、やはり炭素繊維を使っておりました。

 

 

 

 ※ CFRP(炭素繊維強化プラスチック)

     いわゆるカーボンファイバー。

   ちなみに僕のはこれと識別する意味では

     GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)

     いわゆるグラスファイバー、ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 36 (刷毛)

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 刷毛(はけ)。

 僕のつくるものの大半はローラーを使うまでの

 大きさではないのでこれがある意味生命線。

 

 使用後はアセトンに漬け込んでおくし、硬化時は熱も持つので

 化繊ではなく、動物の毛のものがよい。

 太いのはたぶん豚毛。

 樹脂を塗布しながら脱泡もしていくので適度な腰の強さは大事。

 1本350円くらいするが、これを一回使っただけで

 うっかり固めてしまった日には涙ものである。

 夏は要注意。

 

 一方、仕上げ塗りには普通に

 タミヤのモデリングブラッシュ(右下)を使っている。

 

 

 お出かけの本日は日曜らしい日曜だったのだが、

 結局その前に早朝よりひと仕事やり終える。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 35 (シロナガスクジラ)

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 先週は東京にも行ったのだけど例の54年ぶりの11月の初雪の日でとても寒かった。

 

 そんな中、上野の国立科学博物館で開催中の

『ラスコー展 クロマニヨン人が残した洞窟壁画』へ友人が連れていってくれた。

 なかなか見ごたえがあって面白かった。

 中でも道具をつくる映像が面白くて食い入るように観てしまった。

 

 展示の中で赤色砂岩でできたランプというのがあって、

 ランプの作家としては人類史上最初期のこれについつい反応してしまい、

 ぽってりした大ぶりのスプーンみたいなカタチなんだけどシンプルな造形で、

 洗練されたクロマニヨン人の美意識とセンスには感心させられてしまったり。

 そのランプ、窪みに獣脂を燃やして使ったらしく、

 真っ暗な洞窟の中で絵を描いたわけだから照明効果としての実用度は高かったわけで

 ついつい何万年前のそういう情景を想像してしまったり。

 シカ肉はジューシーだったかな?とか。(いらん駄洒落)

 

 それから内容とは別に洞窟のレプリカや1/10スケールの模型はFRPなので

 ついついそちらにも目がいってしまうのは職業病。

 さらに会場を出たら目の前に原寸大のシロナガスクジラの模型があって、(有名なんだね)

 夕暮れのライトアップと背景のいちょうの黄色とがあいまって壮観だった。

 で、もちろんこれまたFRP製なわけで、

 調べたところ千葉の湯浅レジン工業というところがつくっておりました。

 僕は成型屋さんで働いたことがなく独学で始めてしまったので、

 一度こういう仕事も経験してみたくって

 バイトでもなんでもいいから雇ってくれないかなと常々思っているのだけど…

 

 

 11月ももうおわり。

 最終日の今日もせっせとランプ(ほか)をつくっておりました。

 みなさんがどういうふうに生活の中にとりいれてくれるのだろう?

 などと思いを馳せながら。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 34 (ガラスマット2)

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 おさらい。

 

 ガラス繊維(グラスファイバー)は、石英ガラスなどの無アルカリガラスを繊維状に加工したもの。
 これを樹脂に混合して固めることで、プラスチック単体よりも強度が増す。
 これを繊維強化プラスチック(FRP)といいます。
 FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略。

 

 

 ガラス繊維はシート状になっていて案外ごわごわしているので、樹脂を含浸(がんしん)させる際

 平面に張りつけるのには問題ないのだが、曲面やコーナー部、段差に張る場合には

 どうしても浮きができてしまう。

 昨日失敗したコンシェードのシリコン型の先端部分の段差にはフィットしやすいよう

 指先で揉んでガラスの繊維を少し断ち切ってほぐすことによって対応した。

 案の定今回はうまくいった。

 

 

 ペンダントシェード、日本シリーズのおかげで夜のソケット加工などはなかなか捗っている。

 こういう根気がいるけど「ながら」でもできなくもない仕事は実に野球と相性がいい。

 サッカーではこうはいかない。

 日ハムの連勝でどうやら7戦目までもつれそうだし、こちらは万端。

 肝心のFRPの方はこれからの巻き返しにかかっている。

 




 

 

 

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