FRPのこと49 (サーフボード)

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 少し手直ししたくて名古屋に持ち帰った

 フロアスタンドが発送できないことが判明。

 先日の展示のドタバタで

 もはやすっかり名古屋↔静岡(関東寄り)間は

 岐阜や三重に行くような感覚に

 脳が勘違いしてしまっているのをいいことに

 お買い上げくださったお客さまのもとに

 お届けするべく昨日神奈川辻堂海岸へ。

 

 早朝に出て少し早目に着いたので

 裸足になってサーフィンでにぎわう海辺を散歩。

 もうサーフボード見てるだけで飽きない。

 感動はお客様のお宅の表札がサーフボードの

 カタチをした素敵な陶器のそれで、

 聞けばそもそも表札を探している際に僕を知って

 昨年の三島での展示の初日に来てくださって

 DMのペンダントシェードを買ってくださった

 方だったのでまたお会い出来てよかった。

 

 サーフボードも同じ素材ですよー、

 とは言ったものの

 サーフィンについてはまったくもって

 無知な自分なので

 その後、車を置いてピンポイントで向かった

 東京への電車のなかでサーフボードについて

 携帯でいろいろ調べてみる。

 

 で、まったくFRPという言葉は

 使われてはいないけれど、

 基本、芯材を(ここがいろいろある)

 ガラスクロスと樹脂で

 (ポリエステルかエポキシ)

 コーティングしているわけなので

 やはりFRPといってもよいのかなという

 結論に達したのであった。

 いつか制作現場を見てみたい。

 

 帰りの運転はいただいた

 クルミッ子で糖分を補充しつつ。

 

 

 先日の2展示の事後作業もあと少し

 蝶のみなさま、

 あと2、3日お待ちください。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと48 (ホームセンター)

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 ふつうの作家は展示の度に

 全国各地ののホームセンターに

 行く用事も必要もないかと思うのだが、

 そこは存在そのものが

 そもそも実験の自分なので、

 たいてい何かしら足らないものが

 出てきて駆け込むはめに。

 

 新潟のムサシ、高松の西村ジョイ。

 今回の三島ではホームアシスト。

 富士市が本社のジャンボエンチョーの系列。

 名古屋市内には緑区に小さなお店が

 一店舗あるだけなのだが、

 そこで必ず買うものがあるので、

 馴染みがある。

 この三島の店舗には

 創業者遠藤長太郎氏誕生から始まる

 社の歴史年表が大きなパネルになっていて

 ちょっとしたサーガ感がとても楽しかった。

 

 

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 行くと必ずチェックするのがFRPの材料売り場。

 さすが大きなお店だけあって

 なかなかの品ぞろえだった。

 

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 しかもここまでのポップは初めて見たので

 素材的マイノリティとしては

 ちょっと歓迎されてる感も。

 

 これでお隣のシネコンで映画でも観る

 余裕があったら最高なんだけどね。

 出先で観る映画も格別なんだよな。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 47 (東郷湖畔編)

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 先日、鳥取で急遽泊まったゲストハウス

「たみ」の近くにある素敵な本屋さん、

「汽水空港」で見つけた25年前発行の

 ヨットの本の中に

 ” ヨットの船体のことをハル(HULL=殻)という。

   木、鉄、アルミニウム、フェロセメントなど、

   さまざまな素材が使われてきたが、

   現在はFRPが主流。

   軽量化とスピードを主眼とするレース艇には、

   ハイテクを駆使したカーボンファイバー

   複合素材が登場している。”

 とある。

 25年前とはずいぶん状況は変わっているかと

 思うのだが、ちょうどお店が開くまでのあいだ

 湖畔を散歩していたらFRPのいろんなものを

 見つけたあとだったので

 面白かった。

 

 湖畔には小型のボートがいっぱい。

 聞けばしじみ漁が盛んなのだとか。

 早起きしてたら見れたのかな。

 ひとつだけ陸に置かれているボートがあって、

 ふだんなかなか見ることが出来ない

 船底のかたちのきれいさにしばらくの間

 しみじみと見入ってしまった。

 船体はもちろんFRP製。

 

 

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 近くで見るのは珍しい

 カタマラン(双胴船)も。

 片側先端のFRPの補修跡が愛らしい。

 

 

 

 

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 ブランコがひとつだけある広場に

 緑色の気になるFRP製のベンチが3つ。

 けっこう古そうだけど

 どこの会社がいつごろつくったのだろうか。

 ゲルコート仕上げのかなりしっかりしたつくり。

 あとで、逆回りに歩いたら

 小さな東郷湖畔公園のなかにも同じものがあり

 その中のひとつに

 なんと「全国宝くじ協会寄贈」の文字が。

 

 

 

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 さらに歩き進むと遊具施設の動物たちが。

 これは近年のものだろうし

 この手のものはきょうびFRP製じゃないものが

 多いのかなと思ったのだけど、

 (FRPは廃棄の際に再生できない)

 きりんの割れ目を見たらFRP製だった。

 やっぱりこの地に白兎は必須だよねと思ったが、

 兎だけ妙にかっこよかった。

 ちなみに帰りの電車はスーパーはくと。

 

 

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 松崎駅の陸橋の波板はFRP製だった。

 鳥取行きの電車を待つあいだ

 汽水空港で教えてくれた

 駅前の老舗の喫茶店「あすこっと」で

 お昼とコーヒーを。

 店名から競馬好きのご主人なのだろうかと

 ヘレナ・ボナム=カーターが

 お年を召したらこうなるだろうなという

 美人のお母さんに尋ねたら、

「イギリスのアスコット競馬場は

 身分の差なく誰でも行けたの」と

 いうなんとも素敵な答えがかえってきた。

 

 マニアックな散策で終わってしまったので

 ぜひまたゆっくり訪れてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと46 ( miepump )

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 週末に打ち合わせで島根へ。

 その足でお隣の鳥取まで車で案内していただき

 念願の miepump coffeeshop へ。

 

 店主の大塚さんに店名の由来となった

 ご実家にあったという

 古いFRP製のポンプカバー(?)を

 特別に見せていただきました。

 

 青い塗装が剥げて、

 経年変化した樹脂の飴色がとてもいい感じに。

 もともとステンシルで抜いてある

 (センスがいい!)

 メーカー名?とのバランスも絶妙。

 単に機械部分を覆うためのものだったようで

 おそらく450番あたりのガラスマット1枚だけで

 仕上げたであろう低強度。

 それが程よいラインの歪みになっていて…

 

 これをそのままコーヒー屋さんの店名に

 してしまう

 大塚さんのセンスもまたいいよなあ。

 

 

 miepump の前には

 夜長茶廊のカレーで軽く腹ごしらえした後、

 ちょうどオープンしたばかりの

 YIIPUN UMADA [イープン ウマダ]へ。

 (来月には井山三希子さんの個展をされるそう)

 ここでもプラスチック好きの自分には

 たまらない変態ラインナップに

 度肝を抜かれるという。

 

 鳥取には仕事とはまったく関係なく寄ったのだけど

 結局この晩一泊してしまい…

 ここのところ出口のみえない

 制作に悶々と詰まりきっていたので

 なんだかいっぱい勇気をもらって

 ポンプアップされた感じ。

 

 出雲での仕事はまたそのうち。

 

 

 週末また出張なので

 今日からまたががっと作業再開中。

 出来るところまで。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと45 (サーフェイスマット3)

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 この秋の3連戦ですっかり使い果たした材料を

 発注してたら樹脂系だけであっという間に

 何十万と散財。

 来月は再度の引っ越しも予定していて

 いまのうちにどんどん仕事をしておかねば

 すぐにひもじくなりそうでこわい。

 でもアトリエはちっとも片付かないし、

 何より身体が休もう休もうとしたがって

 ちっともゆうことを聞いてくれない。

 来週にはちゃんと健康診断を受けに行こうと思う。

 

 ちょっと値は張るが

 サーフェイスマットを昔使っていた

 メーカーのものに変えてみた。

 ここのは縦横両方向に繊維が伸びるので

 曲面にも張りやすい。

 この秋の何度かの追い込みライニング時に

 サーフェイスが固いと意外と

 裂いたりほぐしたりするとき時間がかかって

 けっこうストレスだと感じたので。

 

 ストレスといえば口髭右側の不毛地帯、

 1センチほどの円形→平行四辺形と

 カタチを変えていたが先日皮膚科でもらった

 薬を塗っていたら、

 ほんの一部だけ毛が生えてきて

 ハート型みたいになってよけい恥ずかしい

 今日このごろ。

 

 そういえば、漫画『柔道部物語』の主人公、

 三五十五(さんご じゅうご)が劇中

 ストレスで眉毛が円形脱毛症になっていたのを

 昨日突然思い出した。

 あれは作者の小林まことの実体験なんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 44 (船)

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 先日訪れた石巻はFRPの宝庫で、石巻駅周辺には

 仮面ライダー、サイボーグ009をはじめ

 石ノ森章太郎のキャラクターたちが立ち並び、

 漁港にはもちろん船が。

 今回そちらには行っていないけれど、

 ちょうど在廊日に展示を見てくださった漁師さんは

 やはり、FRPのことをよくわかってらっしゃって、

 今日びの船大工はFRPもやれるとか、

 知り合いが一からFRPで自分で船をつくったとか、

 たまにこういう人と話ができるのはすごく楽しい。

 ちなみにこの方は電柱に登って津波の難を逃れたらしく

 なるほどお年のわりに無駄な肉のないいかにも

 俊敏な体力を持っていそうだった。

 

 そういえば船ではないけれどリオオリンピックのカヌーで

 日本人初の銅メダルを獲得した羽根田選手も

 海外での大会でカヌーが破損したとき用に

 最低限のFRP修復キットは持っていくようなことを

 テレビで話していたのを思い出した。

 

 

 朝、宿のすぐそばを流れる旧北上川沿いを散歩したら

 渡しであろう場所に半分沈んだボートが

 もの悲しげにうち捨てられていた。

 もちろんこれも内側をFRPで加工されている。

 

 いつか船をつくってみたいけど、

 実用のものなのかアートなものなのか

 そのイメージは茫漠としている。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと43 (曲面は段取り命)

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 一体成型のものだと樹脂の硬化とのたたかいなので

 段取りが命。

 とりわけ曲面は事前にガラス繊維を切り分けて

 ほぐしておかないと張りながらでは相当たいへん。

 ましてや僕の場合クリアなので。

 それでも不測の事態は多々起こるものだが…

 

 本日午後から難易度の高いかたちにトライしてみる。

 これは技術的に吸収しておきたいことなので今やる。

 終わったら松本に専念。(明らかに遅いけど)

 うちのはどないなっとんねん?な方たちには

 いましばらくご迷惑おかけします。

 すいませんが。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと42 (スチレンフリー)

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 通常ポリエステル樹脂に含まれている

 スチレンが発砲スチロールを溶かしてしまうので

 FRPを積層することはできないのだが

 スチロール用樹脂を塗布することで

 積層可能に。

 

 慣れた手法ではないので

 高額なスチロール型で本番に入る前に

 まずは小さな球体で実験。

 溶解、型抜き後の内部表面がどうなるかが鍵。

 

 

 松阪大輔が今日12年ぶりに勝った。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 41 (アナハイムの岩)

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 松本市美術館では開館15周年記念で

『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』

 を開催中だそう。

 あの方松本市のご出身なんですね、って

 毎年美術館の入り口のFRP製の作品を目にしながら

 あらためて知った。(御年89歳)

 実はちゃんとまとめて作品群を観たことがないし

 もちろんクラフトフェアの時期もまだやってるので

 準備万端(実績ないけど)前入りして

 ぜひ観に行きたい。

 

 エンゼルス大谷翔平くんが本拠地で

 センター方向に打った2号3号ホームランの

 ときに映るエンゼル・スタジアム(アナハイム)の

 あの噴水の出る人工岩はやっぱりFRPなんだろうな

 などとニュースを見つつ

 これからもいっぱい打って登場するといいなと

 思っていたらいやいやホームラン打たなくとも

 地元で投げれば試合中ずっと背後にあの岩が

 画面に映るのだ。

 シーズン始めのこの時期に野球が盛り上がると

 なんだかとても嬉しくなるのであった。

 

 中日の99番のあのお方にも

 まずはひとつ勝たせてあげたいのだが

 いかんせんチームが弱いからなあ。

 

 今日は某中野球部顧問の弟の誕生日。

 お互いいい歳になったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
FRPのこと 40 (彫刻3)

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 媒体に載せてもらう際、肩書きをどうするか

 というときに「造形作家」としてくださいと

 お願いするのだけれど、

 以前どうしても英訳しなければならなかった際に

 先方が調べてくれて

「造形作家は sculptor です」

 ということだった。

 でも sculptor は 彫刻家 のことなのだ。

 

 一昨日東京での展示を終えた

 クロヌマタカトシさんが

 カミヤベーカリーに来てくださって

 福岡道雄さんの展示のことを教えてくれた。

 恥ずかしながらこれだけ

 FRPを使って作品をつくっている

 日本人の方をまったく存じ上げなかった。

 80歳越えの御大である。

 作品の中に同じくFRPを使う

 草間彌生のことがちょっと書いてあって最高だった。

 また解説文やキャプションにも

 しっかりと「FRP」と表記されていて

 とても嬉しかった。

 残念ながら大阪の国立国際美術館での展示は

 昨日が最終日。

 

 クロヌマさん、

 きっとわざわざ伝えに来てくださったんですね。

 次の2人展に繋げましょう。

 僕も sculptor らしいことをするつもりです。

 

 

 まずはカミヤベーカリー展示期間中

 今晩最後の徹夜になりそう。

 健全なパン屋さんでの展示なのに

 なぜか今月、睡眠は2日に1回という

 おそるべきルーティンになってしまった。

 これはこれで慣れてしまうからおそろしい。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
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