昨日片づけを手伝ってくれたMさんは
何でも神隠ししてしまう天才で、
9月の三島から持ち帰って
岐阜の個展で使いたかったけど
どうしても見つからなかった
6個口の延長コード10本ばかりをまさか
こんな場所にしまってしまうなんて
ということが発覚したばかり。
(当人も記憶にないのでお手上げ)
今日、少し作業スペースが出来たので、
朝から制作をしようと思ったら
たれ止めの白い粉(エロジール)の入った
大きな袋がないではないか。
どこを探しても見つからない。
そんなわけで出だしからあっさり作業中断。
とにかく先に進めないので昼前、
毎度おなじみ名古屋駅の東急ハンズへ行き
小分けして売っている1L¥1800(税別)
のエロジールを3箱買って帰る。
夜Mさんと連絡がとれて聞くも
まったく記憶がないようで、
まさかと思って昨日出た可燃ごみの
袋数個をかたっぱしから
ぶちまけたところ、見事にコンパクトに
折りたたまれ紙袋に入れられ捨てられていた。
粉自体はだいぶ量も減っていたので
そういう可能性もちらりとはよぎったが、
少なくともまだ20Lくらいは残ってたから
さすがにゴミとは判断しないだろうと
疑ってかからなかったのが…
まあ、こういう不測の事態が起こり
作業の流れが滞るとメンタルの弱い自分は
諸々の締切と焦りですぐプチ壊れして
雪のオーバールックホテルばりに
白い粉をまき散らしながら
『シャイニング』のジャック・ニコルソンよろしく
発狂してしまうのだった。
ところでこの秋は『IT』に続き
キング祭り(スティ−ブン)。
続編『ドクター・スリープ』は先日の納品の帰り
岐阜のTOHOシネマズで。
あらためてキューブリックの撮った
『シャイニング』の怖さの本質を実感するとともに
(僕のオールタイムベストのひとつ)
これはこれで大好きなタイプの映画だったので
十分楽しみもした。
(『幻魔大戦』とか菊池桃子の『テラ戦士ΨBOY』とか)
ちなみにユアン・マクレガーのアル中度は
なにしろヤク中の名作があるだけにいまいち低く、
< イーサン・ホーク(『真実』)
< 北村一輝(『スカーレット』)といったところ。
久しぶりにキングの小説も読みたくなって
電車移動時用に原作の文庫を買ってしまった。
そこまでアル中でもない自分は
晩飯時に一杯飲んで気分を切りかえたので
少し仮眠してから遅れた分を取り戻すべく
今晩は夜残業。
何が恐怖って、このまま朝までスリープすること。