今年も折り返し
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 結局のところ、今月は概ね今年前半の後片付けと、今後の制作のための環境整備に終始。

 工房機能としてはもはや確実に容量が足りなくなってきているのですが、
 もう少しだけ、この場所でがんばるつもりなので、
 いろいろと調整しつつ後半に向けてのインターバルをとらせていただきました。


 それから松本後、早やひと月経ってしまいましたが、お待たせしました、
 お預かりした修理等のものについては、週明けから順次発送させていただきます。

 また、夏場の間、どうしても対処できないもの等に関しては、
 順序を入れ替えて出来ることから対応させていただくこともありますので
 どうかご了承のほどよろしくお願いいたします。

 今日の名古屋は暑くなりそう。
 






 
notes
vs. 梅雨

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 数日後にプレオープンするお店の看板やらの納品期日がせまっているのだが、
 梅雨の時期に阻まれて想定した以上に制作が進まない。
 しかし、一年かけてひとりで店の内装を手掛けてきた店主のがんばりを思うと
 このくらいのことは支障のうちには入るまい。

 家庭用の除湿器では限界があるので、ついにこんな時期に石油ストーブを焚くにいたった。
 だが高温になると樹脂が急激に硬化してこれもよくないので、
 アトリエのきれいな方(10号室)の冷房がついている部屋を小さく仕切って、
 ドライ設定にして、さらに除湿器をまわしてみたら幾分効果が得られたように思う。

 この夏はなんとかこれで乗り切れぬものかと思うが、
 緊急時のみにしないと、こちらの部屋は本来、樹脂持ち込み禁止の事務所兼軽作業用、
 樹脂の臭いが染みついてしまいかねないので要注意。

 まあ、でも次の場所では、このあたりの機能も兼ね備えた設備にしたいので
 今のうちにおおいに試行錯誤しておくことは必要なことのように思う。

 それにしても、窯を焚く陶芸やガラスの作家は夏は本当にたいへんですね。
 うちは基本、火気厳禁なので。


 追記: 部屋を密封した状態で樹脂を硬化させたため、行き場を失った臭気が、
     建物1階までまわってしまったようで、近隣の皆様にご迷惑をかけたようです。
     後日、お知らせいただき、たいへん申し訳なく思います。
     結局そのわりに、効果が小さく、当然この手法は即ボツです。
     道、険し…

    






 
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愛犬のことを思い出した
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以前から、ガラス作家の左藤玲朗さんのブログのファンで、
毎日楽しみにチェックしている。
ご本人にはちゃんとお会いしたことはないのだが、
繊細で明晰なのにタフな文体と、ありのままのユーモアと、人情味にあふれた文章には
おおいに共感したり、ときには爆笑したり、
ときには同じ作り手として(素材は違うけど)勇気づけられたりもしている。
自分がHPをつくるだいぶ前から愛読していたので、
いつかこんなふうにブログを書けたらいいなと思っていた。

一昨日からの左藤さんの記事を見てたら、こういう場ももっと有効に使えるかと思い、
いてもたってもいられなくなって、つい書いてしまいました。


小5の冬に我が家で生まれた愛犬かける(牡)とは十数年ともに暮らした。
晩年はよく脱走しては帰れなくなって何度も捜索に出かけたものだ。
その母親リリィは母が連れ帰った捨て犬だった。
懐かしい思い出。




 
notes
空白の9月
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 6月なのにまた別の月の話。

 これまで9月に個展の類をしたことがない。

 夏の間は、湿度と気温が高いため、制作時の不具合が生じやすく、
 もとより生産性の低いぼくの作品の生産量がいっきに減り、
 なかなか作品をつくり貯めることができないからだ。

 それで梅雨のこの時期も、除湿器をまわしながら湿気と格闘する毎日である。

 たまの晴れ間は自然と湿度が下がるので、貴重な制作時間。
 天気予報をチェックして、材料の段取りをしておく。
 昨日も、よし、晴れた、今だ!とさらに2台の除湿器のスイッチを入れようとしたが、
 古い方の1台がついにうんともすんともいわなくなってしまった。

 うーん…毎日湿度30%以下になる、冬場の乾燥が懐かしい。

 
 9月の瀬戸内に向けては湿気との和解が必要とされそうだ。



 
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一斗缶
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先月は松本の準備でバタバタだったので書けなかったのだが、
5月18日は「一斗缶の日」なのだそうな。

一斗(いっと)は約18リットルで、5ガロンだかららしい。
尺貫法とヤード・ポンド法を組み合わせてしまうところが日本人らしい。

ちなみに僕の名前のタカシは漢字で 斗志 と書く。
なかなかそうは読んでもらえないので作家名を片仮名にした。

父によると、ひとの一生(一升※)の十倍生きられるようにとのことらしいが、
今のところあいにくそんなに濃い人生は送っていない。
北斗七星からとったという説もあるが、
漫画『北斗の拳』の全盛時の発言なので、どうも胡散臭い。

※一斗は同じく尺貫法の単位である一升(一升瓶のいっしょう)の10倍

そんなわけで、FRPの作家としてはその材料である樹脂が一斗缶に入っているのには
それなりの親近感を感じるのだが、
こないだの大掃除で使用後の空缶をまとめてつぶしていたら、(またまた素手で)
切り口で指を切って大出血してしまった。
まったく、ひでぶー、である。



 
notes
9月に向けて
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 気がついたら 瀬戸内生活工芸祭 まであと3か月を切ってしまった。

 でも、3か月というのは、近すぎず、遠すぎずのちょうどいい時間かもしれない。

 女木島会場の(展示)人選をあらためて客観的にみて
(どういう経緯でこうなったのかはわからないけれど)
「あ、面白そうだな」と思った。
 工芸祭なのにみんな全然工芸っぽくない要素の持ち主だなと。
 今からとても楽しみである。
 
 でも、そうこうしてるうちに、あと2か月になり、1か月になり、って、
 あっという間にきてしまうんだろうね。
 


 
 
 
making
アトリエのこと 5 (お知らせもかねて)
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 ちょっと前に、アトリエの建物のオーナーより取り壊し延期のお知らせをいただきました。
 当初、11月には退出、しばらく長期休業してゆっくり次の場所を探す予定でしたが、
 一応、来年もここに拠点を置き続けることができそうでそうです。

 とは言え、いずれにせよ近いうちにこの場所を離れなくてはなりません。
 先を見据えて、来年は個展や、企画展、クラフトフェア等への出展、
 (もともと数をこなしている方ではありませんが)をお休みさせていただきます。

 その他の仕事の線引きについては、あと半年のうちにゆっくり決めていきますが、
 これまで、この場所だから成り立っていた部分も多々あったので、
 今のうちにいろいろとリセットしてゆくことになるかと思います。

 お客様、また、お世話になっているお店やギャラリーの皆様には、
 いろいろご迷惑をおかけするかもしれませんが、
 諸々の方針等決まりましたらあらためて、お伝えさせていただきます。

 もちろん、年内の予定、および、継続中の仕事は「しっかり」遂行さていただく所存です。

 が、ひとまずは、来年も引き続きこの場所に窓口がありますことを、
 お知らせまで。





 
notes
あらためてみなさんに感謝
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 梅雨入り後の今日の名古屋の日曜日は快晴でした。
 
 昨晩は、2週間前のクラフトフェアまつもと直前に、
 急遽、連日仕事帰りにお手伝いに駆けつけてくれたKくんとささやかな慰労の会を。
 不眠不休の最後の一週間を経て、今振り返っても、奇跡的に間に合ったという感じでした。
 出発当日の深夜、帰り際に11号室でぶっ倒れている僕を発見してくれなかったら、
 たぶん、名刺ケースはひとつも持って行けなかったことでしょう。

 もちろん、彼だけではなく、この7年の出展にあたり、本当に多くのみなさんに助けていただいた。
 事前の制作に、当日の搬入搬出、販売、車の運転、前日のホテルでの値段付け(いや当日もか)、
 本当にだれひとり欠けても成立してなっかったことでしょう。
 毎年のように、やらかしてしまったエピソードも数知れず…
 身に覚えのある方々に、
 この場を借りてあらためてお詫び、いや、お礼申し上げます。

 因縁の11号室もようやく片付きつつありますが、松本でお預かりした修理の名刺ケース、
 もう少しだけお時間くださいますようよろしくお願いします。

 こちら以前お伝えしたように、今春仕込んだ分の制作を終え次第、廃版となりますが、
 修理等は今後も受け付けておりますので、その際はお知らせいただけたらと思います。

 




 
 
making
LINE
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 金沢の LINE さんがお店を移転されたのに合わせて、
 看板を制作させていただきました。

 春からゆっくりと時間をかけてつくっていたのですが、
 先日、無事設置のご報告をいただきました。

 6年越しになりますが、ようやく少しお役に立つことができました。

 近々、金沢に見に行かなくては。




 
around works
今週も大掃除
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 掃除と片付けはやはり今週にずれ込んだ。
 先週、3 : 7 (仕事:掃除)のペースで、と書いたが、
 この1週間の現状は、まったく逆の 7 : 3(仕事 : 掃除)のペースになってしまい、
 しかも 仕事の内訳は (制作2:打ち合わせ8)である。
 
 うちの小さなアトリエは事務所兼、軽作業スペースの10号室と、
 重作業スペース(樹脂部屋)の11号室に分かれており、
 (古いアパートの一室ずつを想像してもらえばいい)
 この1週間、ちょっとした配線しごとやら、梱包作業しかしておらず、
 まったく樹脂の作業をしていない。
 一種の逃避だ。

 できればこのまま樹脂やガラスマットやらを触りたくないのだが、
 そうも言ってられないので、腹を括って今週こそは掃除と片付けに専念することにした。
 明日は夜明け前に松本前日以来の、あかずの 11号室に潜入する。

 本気でこわい。




 

 
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