お知らせ
DSCF9903.JPG
 先月の アトリエ展vol.1 にて注文を受けた分はすべて、
 本来出品予定だったもの、制作途中で、未完成に終わったもの、個数のみに
 限らせていただきました。
 それなりに余裕をもって「1月中」とお願いしていたつもりだったのですが、
 あれやこれやと並行しているとやっぱり、めいっぱいかかるものですね。

 お待たせしたみなさんには、本日、もしくは明日発送させていただきますので、
 概ね、30日、31日の着になるかと思います。

 
 どうぞよろしくお願いいたします。
 あらためて、ありがとうございました。

 (尚、最終日にお越しくださった方の分で若干遅れてしまうものがありますが、
  そちらに関しては個別にご連絡させていただきます)





 
making
雨の日としっとりした余韻と
DSCF9899.JPG
 昨日、仕事の旅先から戻り、午後から即作業。
 今日も早朝から仕事。
 忙しいとなかなかひとの展示に足を運ぶのをためらいがちになるのだが、
 これは見とかないとと思っていた 本田 の「岐阜の人々」展。
 大沼ショージさんの映像が観たくて仕事の手を止めて16時の上映会に駆けつけた。

 いやあ、観てよかった。
 3日で各2回の上映じゃあ、もったいないよなあ、と思っていたら、
 明日(火)、明後日(水)も追加上映するそうである。
 それがいいと思う。 
 
 ※ 時間は変更があるらしいのでご注意を

 
 いつもより少し手を入れられた空間も、
 午後から降り出した雨も、
 ここちよい音の重なりと、
 しっとりした余韻をもたらしてくれた。

 こういう夜は残業も悪くない。 


 

 
 
notes
とんぼ
DSCF9865 (480x640).jpg
名刺ケースのひもが切れた場合、
本体をいったんバラして再度つなぎ合わせて修理。 
7年くらい前にほんの数個だけつくった和紙入りの名刺ケース。

蜻蛉(とんぼ)は「勝ち虫」とも呼ばれる縁起物。
戦国武将の兜など武具の意匠などにも好まれてきた。

これをつくったころ、大河ドラマ『風林火山』がやっていて
それまでの大河のなかでも話が骨太で役者の演技も濃いめなのが面白く
毎週けっこう楽しんで観ていた。
市川亀次郎(現・猿之助)・内野聖陽の信玄・勘助(こっちが主役)コンビを囲む
千葉真一、竜雷太、「よし!わかった(別の映画)」の加藤武の譜代の重臣チームはじめ、
敵方、女優陣ふくめ全体的にキャストがけっこう新鮮だった。
あの中で千葉真一演じる板垣信方の兜の前立(まえだて)が蜻蛉だった。

そういえばこの名刺ケースの持ち主は武士(ブシと書いてタケシ)さんという。
外見も戦国武士とはほど遠いとっても優しい人ですけどね。






 
notes
ということはこの作業も「メイキング」
DSCF9862 (640x480).jpg
 僕はとくに機械いじりが好きというわけではないし、
 まったく理系ではないので構造とか機能とかを考えるのはとても苦手である。
 
 なので、昨年からとりかかっているとある仕事も段階的に何度も躓いていて
 すっかり予定の納期をとっくに過ぎているのに、
 いまだに辿りつけていなくて本当に申し訳ない限りなのだが、
 実地で失敗し、そして学びつつ少しずつではあるが前進してはいると思う。
 
 とはいえ、機械をただバラすだけならば大好きで、
 先日、もはや完全に使えなくなってしまった古い扇風機を息抜きに分解しはじめたところ、
 台座からモーターのカバー、ねじにいたるまでひとつひとつのパーツが とてもかっこ良くて、
 それらを使って何かしようといろいろとアイデアが湧いてきたのだった。

 次回は、そういうものが多い展示になると思う。
 たぶん。

 
「前回」分の宿題、まだのみなさまについては1月最終週なってしまいますが、
 もうまもなくですので、お待ちいただきますようよろしくお願いいたします。





 
making
戸棚の奥
DSCF9860 (640x480).jpg
 このアトリエに移ってきて少ししてその後、奥の方までは
 まったく整頓していなかった戸棚から携帯チェスセットが出てきた。
 箱も取説の感じからも僕のこどもの頃くらいの年代のいい感じのもの。
 そういえば参考のためにと10年ほど前にどこかで買ったような気がする。

 そんなのを持っているのをすっかり忘れていて、
 先日も東急ハンズで新品のものを買おうかと、つらつらと見ていたが、
 デザイン的にもぴんとくるものがなくってスルーしたところだった。
 実にタイムリーな発見。

 ただ単に整頓されてないだけとも言うが、
 今やりなさいということだと解釈しておこう。
 
 そういう、気持ちの戸棚の奥にしまってあるものがあれもこれもあるのだけど、
 まずはやるべきこともちゃんとやりつつ、
 それぞれの自然発生のときを待つこととする。

 


 
notes
トグルスイッチ
DSCF9856 (640x480).jpg
 この9年間デスクライトに使用していたトグルスイッチが廃番との知らせ。
 ほかを探せば似たものは手に入ると思うのだけど、
 レバー部分のカタチの華奢な美しさは愛知のここのメーカーのものがベストだった。

 たしかにここのところデスクライトの制作が困難であまり使えていなかった。
 僕ひとりがどれだけがんばって買ったところでたかが知れていただろうけど、
 次の アトリエ展vol.2 ではデスクライト、
 前回のリベンジで多めに出品する予定でいたのでとても残念。
 いや、ほんとうにコンマ何ミリの、些細な違いなんだけどね。

 あらためて調べていたら、ここの部分バット状レバーというのだそうな。

 
 元・中日、大豊の一本足打法も忘れないでおきたい。





 
notes
garden house assiette
DSCF8164.JPG
 昨年、:BOOKS (コロンブックス) の湯浅さんを通してお仕事させていただいた
 東海市(愛知)の garden house assiette (ガーデンハウス アシェット)さんの看板。
 
 もちろんデザインは湯浅さん。






 
 
around works
思考が飛んだ。イーサン・ホークは宇宙へ飛んで、ジャック・ブラックも飛んだ。
DSCF9844 (480x640).jpg
 今週のゴールデン・グローブ賞では
『6歳のボクが、大人になるまで。』が 3部門受賞。(作品・監督・助演女優)
 これも見逃せない1本だったので、正月のうちに観に行っておいたのだった。
(この映画の何がすごいかは調べてね)

 ところが、
 主人公の成長を追ううちに自分の子ども時代や、思春期や、家族のことなど
 ついつい思い出されて、上映中にふっとそっちに何度か思考が飛んでしまい、
 あげくの果てにラストカットをぼーっと見逃して、気がつけばエンドクレジット。
 同じくリチャード・リンクレイター監督の『ビフォア・サンセット』 のラストが
 大好きな身としては(ビフォア3部作の2本目ね)油断したのが悔やまれる。

 そちらの主人公でもあるイーサン・ホークが父親役で、ほぼ自分と同世代、
 こちらの目線からもかなり楽しめる映画だった。
 それから上映中、このお母さん誰だっけ?てずっと気になっていたら
 なんとパトリシア・アークエットだった。(『トゥルー・ロマンス』ははるか昔)
 今日、アカデミー賞にも助演女優賞にノミネートされてたのでこっちもいくか。
 (ライバルはローラ・ダーン…ただの勘で。)
 
 それにしてもイーサン・ホークは映画デビュー作である『エクスプロラーズ』からして
 中学のとき映画館で観ているし、(何かの同時上映だったと思う)
 高校時代に『いまを生きる』、大学時代に『リアリティ・バイツ』ときて
 その後は上記『ビフォア…』シリーズとか人生の要所、要所で代表作を見てきているせいか、
 すっかり年の近い親類的感慨の湧く俳優になりつつある。
『エクスプロラーズ』は早世したリバー・フェニックスともうひとりの子の3人で、
 宇宙へ飛び立つまでがものすごーく面白かった記憶がある。
 後半の退屈さも忘れない。(今度30年ぶりに観てみよう)

 ちなみに昨日はリンクレイター監督の『スクール・オブ・ロック』を久々に借りてきて、
 バカ笑いしながら観て、不覚にも泣いてしまった。
 そしたらこれも最後ジャック・ブラックが、飛んだ。
 
 ちょっとこの1週間、考える仕事が多くて頭から湯気がでそうだったので
 だいぶほぐれた。
 
 
 

 
 
notes
FRPのこと 16
DSCF9818 (480x640).jpg
 数年前までファミリーマートで、昨年までは100円ローソンだったアトリエ下の一角が
 (厳密には同じ建物ではないが)某宅配ピザ屋になった。
 あの配達用のバイクのカウルやら、後ろについてるボックスはFRP製である。
 
 本日オープンらしいが僕も昔ずっとこういうバイトをしていたので(ピザではなかったが)
 雨だし寒いしかわいそうだなあ…ごくろうさまです。
 ちょっと苦学生時代を思い出した。
 
 今は苦作家である。

 追記:バイクの写真はナンバープレートが写っていて削除されました。(個人情報だからね)









 
FRP
みんなの手を借りて
 DSCF9832 (480x640).jpg
 今日も打ち合わせ。
 一昨年くらいからお話をいただいていた仕事をようやくスタートさせることができそうなので
 その準備のために金属の作家のO嬢のアトリエを訪れる。
 彼女にはシェードのシャフト部分をいつもお願いしているのだが、
 改良ポイントが決まらぬままノンアイデアで行ってしまい、
 結局相談しながら手を動かしてもらうことになってしまった。
 新婚2週間で自分の制作時間も限られている中、時間をとってくれて本当に感謝。
 しかもつくり手ゆえに仕上がりのセンスを共有してもらえるのもありがたい。
 ただ、これを受けてこちらも手を動かして、もうひと壁、ふた壁ありそう。
 いいものにできれば幸い。
 ほんとうにいろんな人の手を借りて成り立っている。
 
 今日は金属の魔法を見た。





 
notes
| 1/2 | >>