外の空気
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 ちょうど1時間ほど前、荷物を出しに今日初めて外に出たら空がきれいに晴れていた。
 
 冷えた空気がやたらと気持ちよかった。

 
 今日はちゃんと家に帰ろう。





 
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樹脂には酔わぬが
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 久々に朝からまとまった雨。
 最近天気予報をあてにしていなかったものだから、すっかり油断していた。
 この湿度の高さを逃すまいと大慌てでテーブルランプの台座づくりに
 とりかかるも、肝心の樹脂の作業に至るまでの長いこと長いこと…
 久々に、それと慣れない数をつくろうとするとこういう誤算が生じる。
 今は旋盤があるのがせめてもの救いだった。

 ところが、ついマスクをしなかったものだから、
 木屑を吸ってちょっと気持ち悪くなった。
 樹脂の粉ならまったく平気なのだが。
 身体が樹脂専用になってて融通が利かなくなっている?
 いや、単にマスクをしなさいって話。

 気持ち悪いので、昨日の応募の話はまた今度に。
 ちなみにクラフトフェアまつもとは毎年5月の最終土日に開催されるのだけど、
 出ない今年に限って5月の最終土日が30、31日だなんて。
 ひと月フルに制作に使えるじゃない。
 去年は24、25。
 一昨年は25、26 だった。
 2月よりひどい。
 いや、これも単に自己管理能力の問題か。

 
 2月のこと、嫌いじゃないですよ。



 
 
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やはり2月は短い
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 ひたすら板を仕込む。

 今月の始めに、「持越し仕事はちゃんと終える」と書いたと思うのだが、
 たくさん持越しそう…
 今月もお詫びの多い月末。
 それに伴い、
 アトリエ展 vol.2 は「春ころ」から6月に延期させていただきました。
 日程が決まり次第またお知らせしますのでよろしくお願いします。

 昨日、クラフトフェアまつもとへの出展を勧めた友人から選考に漏れたとの知らせを受けた。
 今年はお手伝いとして行く気満々だったので残念。
 とても面白いことをやろうとしてるので、うまくその辺を汲みとってもらえたらな、と
 思っていたのだが、実際どういう応募用紙を送ったのかは知らない。
 せっかくこういったものに初めて(ここ大事)応募する機会なのだから、
 えらそうに、あれやこれやと口出しして、自分で考える時間を奪ってしまっては
 もったいなあと思ったので、あえて聞かなかったというのもあるのだが、
 そそのかした以上、もうちょっと力になれたかも…と少し後悔も。
 で、自分はどうだったかと8年前の心境を思い出してみる。
 
 が、長くなるかもしれないのでまた次回にでも。

 



 
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夜の内職のお供に
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 よく冗談で、
「アトリエに来るときは差し入れに布テ―プ1個持ってきて来てくれたら嬉しい」
 って言ってるけれど、半分本気。
 ぐらい必需品で、おそらく、FRPの材料を除けば、一番使う消耗品かもしれない。
 9割がペーパーの裏張り。
 それくらい、粉まみれになっての研磨仕事が多いということ。
 忙しい夜はコードを撚ったり、箱作りしたりと、この手の内職仕事に励む。

 それで、どなたか昨日の第87回アカデミー賞授賞式の字幕付きを録画している人がいたら、
 ぜひ貸していただきたい。(どさくさにまぎれて)
 何かお礼します。
 ここ何年か You Tube で英語のまま何となく見てるのだけど、
 今年の司会がニール・パトリック・ハリスで (『ゴーン・ガール』のあの役の俳優 )
 絶品のオープニング  を見ただけで久々にちゃんと観たくなった。
 ♪チャップリン、モンロー、アルゴ、ファーゴからのバック・トゥ・ザ・フューチャー、
 シャロン・ストーンが足を組みかえーの、影絵が活きる!の流れが最高すぎる 。
 シンデレラ役のアナ・ケンドリック、この人歌える子だったんだね。
(『マイレージ・マイライフ』、『50/50 フィフティ・フィフティ』もよかった)
 まさかのジャック・ブラックの登場に大爆笑し、容姿を生かしたラストも秀逸。
 意味わかればもっと面白いんだろうなあ。

 いずれにしても本編も長いし、動画が削除されるまでは、ラジオがわりに聴きながらの
 夜の内職仕事がはかどりそうである。
 




 
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仕方なかよ(お)。
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 昨日の日曜、看板の試作のために廃版になった残り少ない備品を使って
 長年愛用してきたプリントゴッコで版をつくろうとしたら、
 誤ってマスターを入れ忘れて、本体のアクリル板に印刷してしまい、
 朝から絶叫してしまった。
 (プリントゴッコ暦36年のうち2度目)
 
 ハガキ大のスペースの中で、ついでに次回のアトリエ展用に
 自分のサインも作り直そうと欲張ったものだから、
 隙間なくぎっしり文字組をしてしまい、ほとんど使えなくなるも、
 泣いていても仕方ないので、わずかに空いたスペースを使って必要な分をやり直し、
 なんとかやるべき仕事は終えられた。
 朝からどっと疲れたけど。

 夕方電車の中で読んだ本が面白くて、なんとなく勇気をもらい、
 夜は、打ち合わせも兼ねて美味しいごはんとビールをごちそうしてもらい、
 帰りの電車では、まだいつやれるかわからないけど、
 2016年だか17年だかの個展の構想を練っていた。
 その日のうちにしっかり立て直せて、帳尻も合ってプラスもあった一日だった。

 
 今朝は雨もあがった。
 
 
 


 
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Cu+Zn
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 真鍮が好きで、 FRPとの取り合わせもとてもいい。
 なんだけど、すぐ何と何の合金だったか忘れてしまうので、
 Oさんのアトリエに行くといつも聞いてしまう。
 銅(Cu)と亜鉛(Zn)です。
 黄銅(こうどう、おうどう)って正しくは言うらしい。
 これでもう忘れないかも。

 バタついているものだから、つい連絡しそびれて、
 昨日、かなり急に材料を持ち込んだのだが、なんとその日のうちに仕上げて届けてくれた。
 もちろん別の仕事の手を止めて。
 そちらの方が100倍の単価の立派な仕事なのに…
 またまた助けられた。
 
 愚痴ってばかりいないでせめてこちらもいい仕事をしなければ、
 と、襟を正す。


 伝説の金属オリハルコンには真鍮説もあるらしい。
「さよならカイザー!」(昭和の某漫画より)
 






 
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ちんまい前進
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 別名「言い訳ブログ」。

 十数回失敗を繰り返して、やっとうまくいった「白」。
 スチーム部屋でもうまくいかないのはなぜかと行き詰った結果、
 硬化時に出る発熱量が足りないのではないかと思い、樹脂に促進剤を足してみたら
 今日、うまくいった。
 部屋の温度を上げることにやっきになっていたので、
「環境」にとらわれ過ぎていて樹脂そのものを見ていなかったかも。
 まだ、これひとつではなんとも言えないけれど、仮説としては正しい。
 少し希望が出てきた。

 この冬、これがうまくいかないと先に進めない仕事が待っているので
 なんとかなって欲しい。

 たくさん仕事があると、ついつい全部一気になんとかしたくなるけれど、
 小さな前進でも、こういう各個撃破的な戦法を侮ってはいけない。
 というようなことを島左近が石田三成に言っていたような…
 つまり、ひとつ、ひとつが大事というあたりまえのこと。
 
 いや、明日、「やっぱりだめだった」という報告をするかもしれないんだけど。

 
 少なくともこの Nさんの2年越しはあと少し。
 お待たせしました。


 春に予定しておりました アトリエ展 vol.2 は6月に延期させていただきました。


 


 
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試作の思索
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 たまにある看板などの仕事は、店によって設置場所も設置方法も違っていて
 だいたい、これまでのやり方が通用しないので、まず一筋縄ではいかない。
 おまけにFRPは紫外線に弱く、
 僕は基本的に表面に塗装をしてそれをガードしたりするということは
 ほとんどしないので時間がたてばそれなりに劣化する。
 そういう矢吹丈ばりのノーガード戦法がスタイルなのでまあ
 最近、すっかり打たれ強くなってしまった。
 
 今月も制作の合間に試作ばかりしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまったけど
 試作ってちゃんとやったらほんとに時間かかるんだ、これが。
 そして基本その部分はたいていお金になんない。
 ということは最低限その仕事が面白い必要がある。
 面白さの内容は何でもいいのだけどね。

 テストマッチって本来の意味は真剣勝負。

 うちには「定番」の顔した試作だらけ。

 
 う、2月ってやっぱり短い。
 来週1週間でもう終わってしまう…
 

 
 
 
 
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FRPのこと 17 (チクチク)
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 再びサーフェイスマット。
 この目の細かいガラス繊維は肌に刺さってチクチクする。

 中学生のときから親の手伝いで現場仕事に行っていて、
 行くとまずガラス繊維の裁断をさせられたので、
 最初のうちは帰って風呂に入ってもこのチクチクがとれなくって、
 布団に入ってもなんか痒くてモゾモゾしていたけれど、
 いつの間にか慣れてしまった。

 とにかく今も一日樹脂仕事をした後は帰ってまずは風呂に入るのが至福のとき。
 しかし冬場はあまり汗をかかないものだから、遅くまで作業したあと
 そのままアトリエに泊まって風呂にも入らずなんてことをついついしてしまう。
 さすがにふた晩も家に帰らなかったりすると、チクチク度はすさまじい。

 かなり神経質で繊細な少年期だったはずなのだが、
 年々図太くというか、ワイルドになっているような気がする。
 でも野生的かというとそうではなく、
 もっとケミカルな感じのワイルドさだよな、これって。 

  



 
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うせものはやく出る
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 今年の正月は初詣に行きそびれたのだけど、
 友人のお誘いのおかげで1月のうちになんとか。
 しかも、おみくじをひいたら大吉で、(ここ十数年大吉をひいた記憶がない)
 まあとにかく書いてあることがいいことのオンパレード。
 当然「うせものはやく出る」ともあった。
 先日失くした鍵束も、どこかでもしかしたら出てくるかと思っていたのだが…

 すいません、まさかの旅の初日に15分だけ羽織ったパーカーのポケットに!
 洗濯物にも分類されず、
 着なかった衣類とともにそのまましまい込んでしまったのがいけなかった。
 
 その節はたいへんお騒がせをいたしました。
 とりわけ、忙しいさ中、車で探しに走ってくれたTさんにはお詫びと感謝。

 それにしても家にもアトリエにも入れず、ネットカフェをアジトに
 半日かけて旅の間立ち寄ったあらゆるお店に電話をかけたのだが、
 それらのお店のみなさんの対応もなんと懇切丁寧だったことか。
 いろんな意味で自分、もうちょっとちゃんとしないとな、と深く反省。

 ここはいっちょう、おみくじを樹脂に入れて…
 と、思ったがやめた。
 紙のままがいい。

 というか遅れている仕事をちゃんとする。

 
 
  
 
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