Tおばに感謝
2016.01.31 Sunday
現場帰りの金曜日の夜、手術後のTおばを見舞おうかどうか迷ったのだが、
アトリエに戻って仕事をすることにした。
これまで何度も危ない目にあってもしぶとく生還してきたし今回もきっと大丈夫、
来週にでも元気な顔を見に行こうと思っていた矢先の訃報だった。
小学1年生のときにひとつ年下のいとこのもっちゃんと
人生初めての字幕実写映画に連れていってくれたのがこのおばだった。
忘れもしないリチャード・ドナー(監督)版の『スーパーマン』。
子供ながらに大興奮の映画体験で、買ってもらったパンフレットを帰ってからも
何度も何度も見返していた。
僕にとってはマーロン・ブランドといえばスーパーマンのお父さんで、
ジーン・ハックマンといえばレックス・ルーサーだった。
もちろんスーパーマン(クラーク・ケント)は今もクリストファー・リーヴ以外はありえない。
映画からのインスピレーションは僕の大事な創作源、
の、基礎はあるいはこのときできたのかもしれない。
体重30キロちょっとの痩せた小柄なおばだったが、
不思議な生命力のあるひとだった。
明日親戚で見送ります。
次回、月初めの更新は2月3日頃の予定です。
メールの返信等少しお待たせしておりますがよろしくお願いします。