週末より
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 今週末より始まります。

たのしい辺境」タブロイド判のチラシ、表面全面です。
 みなさまに郵送できなくてすいません。
 制作に没頭しております。
 どんどん失敗もしております。
 あれもつくりたい、これもつくいりたい。
 ああすればよかった、こうすればよかった。
 これはいつもか。
 先につながる何かがでれば。
 あとはあきらめるだけ。
 
 そして出発前はちゃんと寝ます。
 
 みんなの作品が見たい。
 そんなメンバーです。






 
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プロペラ
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 先週は現場仕事でタンク内の鉄製の攪拌機のプロペラをFRPでコーティングしていた。
 その前の展示の制作では試作の一機に終わったが飛行機をつくっていて、
 プロペラが回るようにまる一日挌闘していたがあまりにも細工が小さすぎて挫折した。
 回っているように感じればよいという結論に達した。
 というわけでなんとなくプロペラづいていて、こういうときは「つくりなさい」と
 言われているような気がするので今回はプロペラのオブジェをつくることにした。

 プロペラはすなわち推進器のことである。
 このあと少しでも前に進んで行けるようにとの自分自身のゲン担ぎの意味もある。
 ついでにまわりのいろんなこともうまくまわって進んでいってくれたらいい。
 まわる気がしてくれたらいい。

 




 
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手を止めない
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 とにかくつくる手を止めない。
 それだけは毎日自分に言い聞かせ続けている。
 ついでにこちらも。
 展示直前になるとテンパってきておかしなかことを書くおそれもあるがまあそれはそれ。
 つくるリズムに役立つとわかったからには使えるものはなんでも使っていきたい。
 ただ、ブログ以外のSNSのスピード感にはいまのところついていけないのが実状なので、
 もはやアナログなこの媒体が自分にとってはちょうどいいところ。

 引き続き「たのしい辺境」の制作中。
 グループ展というものに慣れていないので(これからもそんなに参加しないとは思うが)
 いかほどつくってもって行ったらよいものかまったくわからないが、
 いちおう30点ほどとお伝えしてあるのでどうにかこうにか帳尻は合わせたいと必死である。
「大小合わせて30点」と言ってしまったので、
 その「大」がちゃんと出来るかが冷や冷やものではあるのだが…

 なお、今展のチラシやクラフトフェアのDMと合わせて、数少ないながらも
 松本、および長野のお客様やお店、友人・知人にも送りたかったのだが、
 ここのところ事務能力がまったく機能しておらず、制作に専念させていただいている現状。
 どうか本HP等で見知りおきくださっていることに期待しつつ…
 以前にも書いたけれど本来こういうところしっかりやっておきたい性格なのだが
 いろいろ余裕が出来るまでまだまだ時間がかかりそうなのでどうかご理解ご容赦のほどを。
 いずれいろいろ整うはず。
 
 
 制作もようやくエンジンがかかってきた数日前。
 遅い。
 これでもスタートから出鞭をくれて追いどおしなのだが…いかんせんズブい。
 





 
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もうひと仕事
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 昨日の雨の木曜の続き。
 その後、夜作業を再開しようとしたがいっこうに頭がはたらかない。
 そういえば前回の展示始まる前からずっ−と休んでいないなあと思いつつ、
 気分転換に思い切って伏見ミリオン座まで映画を観に行ってきた。
 
 地下鉄伏見駅に着いて改札を抜けて日土地ビルの出口に向かうところで、
 近くを歩いていた推定30代後半の男性のスマホが落下。
 どうもすれ違いざまにサラリーマンのおじさん(推定50くらい部長風)が接触したらしく
「おい!」と呼びとめてなかなかの剣幕で絡んでいた。
 部長の方は接触した覚えがないものだから、お互い睨み合って一触即発なムードに。
 雨降りはやはりひとをすさんだ気持にさせるのか。

 ちょっと早目に行ったのは劇場のカフェで今つくろうとしているものの整理と
 翌日の作業予定とをあらためてノートに書きだしたかったから。
 ひと心地ついて上映時間を待っていると、
 前の回の上映が終わり出てきたお客さんの女性が
「すいません、ここに傘忘れてなかったですか?」と聞いてきた。
 僕が来たときは別の方が座られていたし、なかった旨を伝えると、
 カフェ内をうろうろされていたので、
「受付であずかってくれてるんじゃ」と言ってあげればよかったなと遠目で追っていると、
 案の定、受付にて奥から出された傘を受け取ってみえられたのでよかったなあと。
 そしたらわざわざこちらに対して「ありました」というジェスチャーで丁寧に頭を下げてくれた。
 うーん、人の気持ちってほんとうにちょっとしたことでこっちにもあっちにも振れるものだなあ。

 で観たのが『スポットライト 世紀のスクープ』。
 ボストン・グローブ紙の取材チームがカトリック司祭による性的虐待事件を報道するまでの
 顛末を描いた実話を基にしたお話し。
『大統領の陰謀』(1976) のロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンばりに
 記者たちが足で歩いて取材して事件の真相を暴いていくさまがかっこいいのだが、
 主人公たちがけしてヒロイックすぎず家庭もある普通の人なのもよかった。
 全編通して流れる不穏な空気感のハワード・ショアの音楽も緊張感がかきたてられた。
 手持ちのサントラで言うと『羊たちの沈黙』と『セブン』の人だ。

 というわけで、朝から晴天の本日、再度仕事モードに火がつき、次の展示に向けて
 間に合わないかもしれないけれど、諦めかけていた作品の制作に着手した。
 まあ、でもどっちつかずになったら仕方ないけど、やるだけのことはやろう。
 長いな。


「たのしい辺境」29日(金)から。
  
 




 
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じたばたせずに
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 まず、mrs.kitchen で時計を買っていただいたみなさんへのお詫び。
 諸事情で完成させるのに手間取っております。
 何卒いましばらくお待ちください。
 松本へ行く前には必ず完成させます。(クラフトフェアじゃないですよ)

 今日の雨でいろいろと不具合が出て予定がくるってしまった。
 というか雨対策をうてなかった余裕の無さが何よりよくない。

 雨だからといってまったくアトリエに籠りっぱなしもよくないなと思い
 早いめの夕飯を食べに出た吉牛でのこと。
 牛丼頼んだのに豚丼出てきたという中年の男性客と、
 無愛想なバイトのお兄ちゃんとそれをフォローするわけでもなく
 これまた無愛想に牛丼を出し直すスタッフのギスギスした店内の空気に
 なんか滅入っている自分もいやだなあと思いながらの雨の帰り道。
 すれちがった近所の専門学生の一団のうちのひとりの女の子の傘がこちらの肩にあたって濡れた。
「はあ!ごめんなさーい」と、
 明るめの大きな声でとても申し訳なさそうな気持ちのいい謝りっぷりに
 おじさんすれ違いざまに「大丈夫だよ」というそぶりですっと手を上げるしかない。
 仕事の失敗もちょっとした気持ちの持って行き方でまだまだなんとでもなりそうな雨の木曜。


 俄雨も初から思ひはまつて濡れる心に苦しみがない 『葉隠』

 ジム・ジャームッシュ監督の『ゴースト・ドッグ』(1999)が久々に観たくなった。
 
 
  
  
 
 

 
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女木島オマージュ
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「たのしい辺境」のメンバーは高松の女木島での展示のときのひとたちです。
 
 いちばん最初に女木島を訪れたのは2014年の2月。
 島の人もこんなのはめずらしいと言っていた大雪の日。
 全体集合は午後からだったのだけど、
 名古屋からの夜行バスで偶然一緒になった吉田次朗さん(彼は岐阜在住)と
 早朝に高松に着くとさぬきうどんを食べて早々にフェリーに乗って女木島入り。
 高松駅のコンビニで買ったかっぱを着こみ、島の案内所で借りた長靴を履いて
 雪の中、午前中を探索にあてたのだった。
 ふたりで歩いているとああだこうだとアイデアが出てくるもので、
 現実的な問題やらなんやらで結局はそのほとんどが実現できなかったのだが、
 いつかなんらかのかたちではちょいちょい出てくるのだろうと思っている。
 (そのかわりこのときは高松チームの手を借りて思ってもないことが実現出来た)

 というわけでちょっとだけ女木島オマージュなものを制作中である。

 
 なんと熊谷幸治さんの土器ワークショップ、まだ空きがあるとか。
 在廊しなくてよければ僕も参加したいくらいの彼のワークショップ。
 10月の打ち合わせのとき一緒に捜索した三谷さんの工房付近の土は相当いいらしい。
 お近くの方はぜひ。(10cmHPからメールにて)
    
 
 今回は手を止めたりはしないぞ。
 これが今自分にできることだから。






 
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女の子は一度は「赤」をとおるべきなのよ
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 という、とあるお店のおかみさんの言葉がずっと残っている。


 ちなみにこの方の言葉は含蓄に富んでいる。
 自分の扱っている素材が石油化学系であることに負い目を感じていると
「私の知り合いの石油堀りは誇りをもって仕事をしている」
 と一喝された。

「誰かのあとをついていっても出口は同じ」
 というのもぴりぴりと心に響いた。
 今回の「辺境」のひとたちはみんなそれぞれの出口を探し求めているひとたちだろう。

「きいろ」についての展示は昔したことがあるが、いつか「赤」い展示もしてみたい。
「青」や「黒」はわりとやりやすそうなのでやはりそれなりに負荷のかかる
「赤」か「ピンク」だろう。


 先日、ほんとうに何年もの長い間お待たせしているポスト制作の件を
 友人の娘からもじもじとかわいい催促をされてしまった。
 新築時からもう2年も経ってしまって本当に申し訳ない限りだが、その女の子に
「何色がいい?」
 と尋ねたところ
「ピンク」
 という答えが返ってきた。
 ごめんねピンクはないかな。
 でもこの子はちゃんと通過しているのだ。






 
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100% オブジェ
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 来週から始まる「たのしい辺境」では僕は100%オブジェで臨みます。

 もう時間はあまりないけど、やってて気づいた。
 ああ、こっちが本線だったと。
 ランプとか箱とかつくってる僕は仮の姿です。
 
 こいつはたのしいや。

 でも…時間がないぞ。






 
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いかなるときも
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 先日の展示でどうしても埋めたいスペースがあったので、
 2年前の女木島の展示でつくったFRPのいえの試作版の最後のひとつを持っていったら
 これもお客様のもとへ旅立っていった。

 さて、次の「たのしい辺境」はそのときの女木島のメンバーによる展示。
 思えば当時も本制作はタイトなスケジュールで不安だらけだった。
 (自分だけかもしれないけど)
 でもフタをあけてみれば近年にない楽しい展示群だった。
 
 今朝地震の夢を見て朝目覚めた。
 東日本のときもそうだったけれど、ぼくらはこういうとき何もできない。
 いかなるときもつくることしかできない。
 だからとにかくつくろうと思う。
 


 
 

 
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また業務連絡です。
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 先日お預かりさせていただいたお客様の作品。
 本日いっきに発送業務終えたかったのですが、明日と2回にわけさせていただきました。
 愛知県外の方にまず本日発送させていただきました。
 あらためて遠方からお越しいただいてありがとうございました。

 県内の方、申し訳ありませんが明日発送させていただきます。
 といってもみなさん名古屋じゃないんですよね。
 なるべく日曜までに届くようにしたかったのですが、
 こちらの都合で遅くなってしまいすいませんがよろしくお願いします。
 
 尚、引き続き時計の方はもう少しお待ちください。


 



 
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