ギャラリーみずのそらの小峰さんに最初に声をかけていただいたのは
2008年のクラフトフェアまつもとで。
それから8年も経ってしまった。
クロヌマさんが当初予定していた自分の個展枠での2人展を提案してくれなかったら
たぶんこんな機会はもてなかったかもしれない。
すっかり忘れていたけれどひとまわり以上年下の彼との数少ない共通の場所だった。
それを思うとみずのそらでは8年越しに実現した展示、クロヌマさんとは4年越し。
なのになにやってんだおれは?
という状況に直面しながら過ごすここのところの毎日。
逃げたい逃げたいなんてのは展示前にはいっつも思っているけれど、
昨日ひとりでつくっている最中、ぽろっぽろ涙が出てきた。
こんなのは初めて。
最近では去年のいまごろもやはり自分のちからが足りなくて
えらくもたついた仕事をしてしまってずいぶんしんどかったこともあったけれど、
そのときですらこういうことはなかった。
今はとにかくまだまだ手を動かすしかないからあとでまたちゃんと
原因を探すことになるのだろうけど、
やっぱり今回はいつもと違う引き出しを開いてやろうとしているからなんだろうなという
気がしている。
きっと傍からみたらたいした違いじゃないんだろうけど。
ともあれ、いろんな意味でこんな中年のおっさんになるはずではなかったのだが…