マイナスな9月

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 実は別名義で普段とは違うタイプの時計をずっとつくろうとしていて、

 友人のお店の企画展に出展させて欲しいと去年からお願していたのだが、

 前回の展示の制作をひきずってしまったこともあり

 (前回の展示は、前々回の、前々回の展示はその前の展示をひきずっていたのだが…)

 会期のはじまりに間に合わなかった。

 幸いにして賢明なる店主はDMに名前を入れないでくれていたのだが、

 (もちろんナカオタカシではない)

 せめて残りの会期たとえ3日ほどでも何としても出したいと思い試行錯誤していた。

 が、ちょっと惨敗続きでもしかしたら間に合わないかもしれない。

 

 この別名義作品は同じ樹脂でもガラス繊維を使わない(つまりFRPではない)

 のがテーマなのだがどうももうひと踏み込み足りなかった。

 でも、普段の作品を展開していくうえでどうしても制作過程でこぼれ落ちるものがあり、

 これらのインスピレーションの落ち着き場所みたいのをつくってあげたいと思っているので

 この試みは今後も続けていきたいと思う。

 

 それからこの9月が圧倒的に降水量が多かったのも影響している。

 日照時間は平年の2/3だそうな。

 基本樹脂は湿気はきらい。

 これはマイナス要素で誤算だった。

 

 ともあれ明日の打ち合わせは、今年のパーフェクトな間に合わないっぷりを

 素直に踏まえた上でせねばならない。

 

 

 

 

 

 

 

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ゆれる(改題)

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 いつの間にかしっかり愛読している(自分の興味の問題で内容的に読めないときもあるが)

 ライターの小坂さんのブログで映画監督の西川美和のインタビューが載っているとあり、

 こういう情報はありがたいなあと、先ほど閉店間際の東急ハンズに買い出しに行った折、

 名古屋駅前のジュンク堂書店で雑誌『なごみ』を探したが見当たらないので店員さんに

 尋ねたところ「当店では入荷していない」とのことだった。

 でもとても感じのいい店員さんで最終的にほかのジュンク堂が20:00で閉店なので、

 栄の丸善(21:00まで)にあるということを教えてくれた。(え、丸善?と思ったが)

 こうなると僕はわりとしつこいタイプなので、

 そもそも本日深夜残業に備えての材料買い出しだったことも忘れ、(いや後回しにし)

 丸善まで行って立ち読みしてやろうと地下鉄東山線のホームに降り、

 あれ、でも丸善って移転してからどこにあるんだっけ?と思い、

 昼間その辺の界隈にパートに出ている母親に(元気でありがたい)電話し、

 新しい丸善って伏見と栄(駅)どっちからが近い?

 ときいたところ、「栄からだと戻ることになるから伏見かなあ」というので

 伏見から歩いたら、と、遠い…(栄からのが近いです)

 早朝からふつうに労働してたのでどっと疲れた。

 途中ふつうに姿勢よく歩きながら口からごぼごぼっと汚物を吐瀉したお兄さんとすれ違った。

 酔っぱらって寝ゲ〇の経験はあるがこんな歩きゲ〇は初めて見た。

 これっぽっちも腰をかがめるわけでもなく何事もなかったかのように交差点を渡って行った。

 久しぶりの繁華街に脳が対応していない。

 おまけに丸善に着いて雑誌上かな?とエスカレーターを上がったら2階は文房具。

 3階に上がったら、雑誌は地下1階と判明。

 この時点で立ち読みする気力が失せ、定価864円の『なごみ』10月号、買いました。

 買ってから気づいた。

『なごみ』茶道の本だったんだね。

 こうなったら隅から隅ま読んでやる。

 帰ったら22:00前でした。(さっき)

 

 西川美和のインタビューは当然、新作『永い言い訳』について。

 (まだ読んでない。結局映画観るまで読まないかも)

 是枝監督同様しゃべることも、書くこともとてもしっかりしていて文章も大好きだ。

 スポーツ雑誌『Number』のエッセイも愛読している。

 

 

 ふわあ、これからひと仕事かあ…

 

 

 あのお兄さん、その直前少しゆれながら歩いてはいたので気配はあった。

 

 

 

 

 

 

 

notes
いちにち雨

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 10月は「灯しびと」の制作に専念したいので、来年前半に予定している

 展示等の打ち合わせをなるべく済ませておこうと今週末はまた遠征予定。

 その前にやるべきこともいろいろある。

 

 あと御三方の時計が残っているが、堺に向けての改良バージョンで仕上げたく

 今日の雨の湿気を利用して。

 この手法で乗り切っておくと来週の制作がぐっと楽になるが…

 

 昨日たまたま問い合わせいただいたランプ類もまたちょうど

 堺に向けての制作予定に入っている。

 この時期に要望をいただくとこれまた改良の余地があるものはそこをクリアして

 取り組みたくなる。

 

「灯しびとの集い」のサイトでは作家紹介が始まった。

 先日知らない作家ばかりと書いたが(まあ僕自身の世間はきわめて狭いのだが)

 よく見たら知り合いがちらほらいてほっとした。

 問題はブログ以外のSNSのやり方がさっぱりわからない。

 化石化しないようにはしたいけど、情報量の多さもまた苦手。

 

 とにかく本番は雨が降って欲しくない。

 まだ早いけど。

 少なくとも9月がもう終わってしまう…

 

 

 

 

 

 

 

notes
緊張感

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 ちょっと前に11月に出展する堺のクラフトフェア「灯しびとの集い」の出展者が発表されていた。

 (まだちょっと先だけどDM昨日アップしました)

 ぱっと見た限りほとんど知らない作家ばかりだった。

 2年前にお客として見に行ったときはけっこう顔見知りが出展してたことを思うと

 ずいぶん一新されたのだなと思う。

 

 送られてきた選考評のところにたしか選考委員のどなたかが同票だった時には

 新規の作家を選ぶ場合が多かったと書かれていたので、

 今回は特にそういった傾向が反映されているのだろう。

 経験者としては恥ずかしくないものづくりをしなくてはと身の引き締まる思いがした。

 自分にとっては緊張感があっていい。

 それに時間があれば初日からほかのブースも覘いてまわってみたくなった。

 来てくださる方で見てて誰かいい人見つけたらぜひ教えてください。

 

 そんな中ガラス作家の左藤玲朗さんが出展されるようなので(ブログを見て知っていたが)

 今年こそちゃんとご挨拶したいと思う。

 こっちのが緊張する。

 どうも時計をつくってらっしゃるようなので、見たい。

 というか欲しい。

 

 ついこの間まであと2か月あったのに、あっという間にひと月半を切ってしまった。

 こっからの時間大事だなあ。

 でも楽しみになってきた。

 

 飲食ブースの友人にも会えるしね。

 

 

 大阪のこの写真以前使ったかな?

 

 

 

 

 

 

 

notes
第8回 堺クラフトフェア 灯しびとの集い

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 第8回 堺クラフトフェア 灯しびとの集い

 

 2016.11.12(土) / 13(日) 10時 - 16時

 

 大仙公園 (催し広場) 雨天決行・荒天中止

 

 JR阪和線 百舌鳥駅より徒歩約5分

 会場に駐車場はありません。公共の交通機関をご利用ください。

 

 

 

 出展します。

 

 

 

 

 

 

 

news
お休みのように

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 本日は2年越しの仕事の打ち合わせで三重県松阪市へ。

 

 ちょっと落ち着いて本が読みたくて電車に揺られながら。

 是枝監督の本の、偶然読み残していたのは電車の話(というか新幹線か)

 映画『奇跡』からあとのところだった。

『そして父になる』、『海街diary』、『海よりもまだ深く』についてのエピソード。

 あっという間に読んでしまった。

 

 

 

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 雨の中やってくるお客様もいて申し訳ない感じだったけど、

 臨時休業だったのでゆっくり打ち合わせができました。

 

 

 

 

 

 こちらは以前お手伝いをしてくれていた松阪出身のNさんのお母さんの花屋さん。

 1/3ほど関わらせていただいた看板もやっと見れた。

 が、残念ながらお母上配達中。

 

 

 

 友人のところも、これまた臨時休業。

 ゆっくり身体休めてね。

 

 

 ゆったりと、お休みのようにリラックスした雨の松阪路だった。

 んー、いつもこんな心持ちで仕事したい。

 先輩も、後輩もありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

notes
微動だにしない

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 昨日は京都へお墓参りに。

 霊園の入口の浅く小さな池には僕が子供のときからずっと亀がいるのだが同じ亀なのだろうか。

 行きも帰りも寸分違わず同じ場所で同じ姿勢だった。

 

 

 先日書いた陶もしくは磁器の延長ソケット。

 結局3つの取り扱い店に注文して、それぞれ発注日から

 1.某通販専門店 10日

 2.東急ハンズ 7日

 3.某販売店(通販も可) 1日

 と、全部がほぼ同時に届いてしまった。

 3に至っては、つい先日僕のブログを見た友人が探して教えてくれたところ。

 最初から僕がここを見つけていればこんなにやきもきしなくて済んだし、

 すんなりお客様に送ることが出来たのだが…

 電話対応のおじさんちょっと無愛想でおっかなかったけど、とても実際的だった。

 おかげでいいところが見つかってよかった。

 友人の労に感謝。

 

 もっとも納品に関しては偉そうなことは何も言えない身ではあるのだが

 ひとつひとつのものづくりにいろんな過程を経ているのだとご理解いただければ

 ありがたいです。(また言い訳)

 

 お待たせしたペンダントシェードのお客様には明日発送手配させていただきます。

 たいへん長らくお待たせしました。

 

 あたふた、やきもき、そわそわ。

 何事にも微動だにしない。

 そんな大人になりたい。

 なりたかった。

 

 

 

 

 

 

 

notes

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 先週末からようやく時計のこと始めているのだけど、

 例によってちょっと躓いたり、その都度改良点を模索しつつさせてもらっていて

 もたつき気味にてすいません。

 今週中には、7、8月中にとお待たせしていたみなさんの分はすべて完了しますので

 よろしくお願いします。

 

 湿気がありすぎて思うように樹脂が硬化せず、

 今日発送したかった別件の仕事もこれまた先送り。

 

 

 どうしても必要なものの買い出しに夕方ちょうどどっしゃ降りの雨の中外出してしまった。

 名古屋は台風のピークも通過した模様だけどこのあと

 関東へ行くようなのでくれぐれもご注意を。

 

 

 お彼岸なので明日はお休みしてお墓参り。

 この夏はお盆も制作に没頭してしまったので、気持ちを切り替えてまた明後日から励みます。

 

 

 

 

 

 

 

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FRPのこと 33 (ボウリングピンサイン)

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 新潟の弥彦神社近くのラビットボウルの巨大看板。

 

 この手の巨大ピンはたいていFRP製かと思われる。

 先月の打ち合わせの折にたまたま通りがかっただけで中は見ていないが外観からして

 なかなか雰囲気のある老舗のボウリング場という感じだった。

 

 ボウリング場というとクリント・イーストウッド監督の前々作、

『ジャージー・ボーイズ』(2014・米) を思い出す。

 このミュージカル映画の主役60年代アメリカの人気バンド、

 フォー・シーズンズの名前はボウリング場の名前からとられている。

 

 ちょうど今週からイーストウッドの新作『ハドソン川の奇跡』も公開されるので

 そちらも観に行きたい。

 本日もお待たせの仕事いくつか仕上げたし

 そろそろ好きな映画をさっと観に行けるくらいの日常を取り戻したいのだが。

 あやかるべきは巨匠(86歳)の早撮りの仕事っぷりかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
やわらかいエッセンス

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 親にはたいへん申し訳ないのだけど、

 これまでタカシという名前をあまりいいと思ったことがない。

 土曜日、BANKO での演奏会後、つのだたかしさんにCDにサインしていただくとき

「タカシって(漢字で)どんな字書くの?」

 と聞いてもらえたのがとても嬉しかった。

 演奏前に紹介していただいたときの名刺をちゃんと見て

 僕がタカシであることを覚えててくださってたことに感激した。

 タカシで良かった。

 

 素敵で粋な演奏会だった。

 僕もああいうやわらかいエッセンスを感じさせるものづくりがしたい。

 

 基本出不精なので躊躇があるとどうしても籠りがちになる。

 K夫人に誘ってもらわねばあやうく機会を失うところだった。

 あらためて感謝。

 

 

 BANKO での企画展「白いやきもの ーこんなにあるんだ?器ではない日用品の陶磁器ー」

 も、ようやく見ることができた。

 表現力がないので毎回同じことしか言えないのだけど、

 小さな空間の中にものづくりのヒントがいっぱい詰まっている。

 企画展に寄せられたデザイナーの原研哉さんの文章が素晴らしいのでぜひそちらを。

 

 

 入ってすぐ目があって買ってしまった。

 プラスチックだ、と思ったらガラスの独楽だった。

 とてもよく回る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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