FRPのこと42 (スチレンフリー)

DSCF6266.JPG

 

 通常ポリエステル樹脂に含まれている

 スチレンが発砲スチロールを溶かしてしまうので

 FRPを積層することはできないのだが

 スチロール用樹脂を塗布することで

 積層可能に。

 

 慣れた手法ではないので

 高額なスチロール型で本番に入る前に

 まずは小さな球体で実験。

 溶解、型抜き後の内部表面がどうなるかが鍵。

 

 

 松阪大輔が今日12年ぶりに勝った。

 

 

 

 

 

 

 

FRP
出力70%

DSCF6264.JPG

 

 制作速度的なことを言うと

 通常の80%くらいまで戻ってきた。

 ここ2年はずっと120%から150%まで振り切って

 やっていたのでそれを思ったら半分ちょいくらい。

 

 15年ほど前に

『plastic pace』というタイトルの個展を

 やったときの心持ちとはずいぶん違うところに

 きてしまったなあというのはあるけれど

 plasticという単語には

 いろんな意味があるからね。

 

 このペースでやっていてよいことは

 失敗が減ったこと。

 もしくは失敗を失敗と感じないこと。

 

 

 補足:タイトル70、本文80、どっちやねん。

 まあそのへんをいったりきたりなんで訂正せず。

 そもそも年間とおして通常って年も

 これまで1度もない。

 今年はそりゃあまわらないはずだ。

 

 

 

 

 

 

notes
あの手この手

DSCF6255.JPG

 

 制作中の壁付けブラケットの「受け」の仕組みを

 どうするかで散々悩んで

 一昨日FRPでつくってもみたのだけど

 いびつになってしまって。

 ひとつではないし、これでは設置する方が

 バランスをとるのにたいへんだろうと思い

 木材でいくことにした。

 けっこうあの手この手。

 独学で自己流なのでね。

 本日無事完成。

 

 

 

 

 

 

 

making
地道に進む

DSCF6244.JPG

 

 玄関灯ひとつほぼほぼ完成。

 こちらは分割でつくってつなぐやり方で。

 つなぎ目は目立たぬように。

 もっともちゃんとやるのは自分ん家のお風呂用以来。

 ずっとやってみたかったので

 任せてくれてありがたかった。

 天井用ホルダーは吹上で見つけた

 アンティークなのでこれから少し手を入れて。

 取り付けはプロにお任せする。

 

 

 4月が終わってしまう…

 

 

 

 

 

 

 

making
一点ものつながり

DSCF6239.JPG

 

 5つ子。

 壁付けミニブラケット。

 なんか名前をつけたくなる。

 これはあと少しで完成。

 

 

 夕方、先日外注した発砲スチロール型が

 さっそく完成したというので

 名古屋の加工屋さんに赴く。

 いいところがあってよかった。

 気さくな社長で小さなかたちをたったひとつ

 依頼しただけなのに快く引き受けてくださって、

 おまけに製品づくりや加工場も案内してくださった。

 

 今回の目的は抜き勾配ではないかたちの

 一体成形のものをつくりたいから。

 そもそも問い合わせ時に何がいちばん躊躇したって

 つくってもらったものを型にして

 FRPを張りこんで硬化後その型を溶かして

 抜いてしまおうっていうんだから

 嫌だろうなあ、って…

 そしたらこの会社のメイン業務の大きな鋳造型も

 結局は一点ものがゆえに

 発砲スチロールは溶けてなくなってしまうのだとか。

 むしろ溶けてなくなってしまうという特性こそを

 生かして、だから一点もの向きなんだという。

 目から鱗だった。(説明下手だなあ)

 

 いやあ、1個しかないんだよ。

 失敗したらどうしよう…。

 この件はGW中にトライ。

 結果は後日報告。

 

 

 型があるのもないのも全部一点もののつりで

 つくっている。

 そういう速度だしね。

 

 いろいろヒントをもらったし、

 もうちょっとだけ、続けたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

making
クック瑞穂内

DSCF6234.JPG

 

 気分転換にお昼を久々にアトリエ近所の丸太屋で。

 カレー煮込みうどんって

 名古屋のものなんだって最近知った。

 

 昨年の夏バテ時には

 もうここの冷やし中華しか食べられない

 って日が続いたのでずいぶん助けられたが

 外食ってちゃんと使うと正しいエネルギーの

 伝達があってありがたい。

 

 この店初めて行くと無愛想な店主の

 注文に対しての反応が薄くて心配になるけど

 100%聞いてるのでご安心を。

 僕ぐらいのお兄さんがお母さんと

 ふたりできりもりしてるので、

 食後の御膳はカウンターの上へ。

 もちろん水はセルフ。

 ボリューム多めで、

 丼ものに無料のミニうどんを付けようものなら

 かなり苦しい。

 みそころうどんももうすぐかな。

 

 アトリエを結局もうしばらく使う(使える)ことに

 なったのでここもまだまだ利用しそう。

 

 この間いろんな物件情報をくださったみなさん、

 ありがとうございます。

 まずは中身の立て直しから。

 この場を借りて。

 

 

 

 

 

 

 

 

notes
その後

DSCF6237.JPG

 

 玄関灯案件ふたつ。

 依頼時期は異なるがたまたま制作が重なる。

 それぞれのかたち、それぞれの手法で。

 

 

 年明けに作り手何人かで

 たまたま各々の素材が手に入らなくなったら

 という話題になり自分は

「今の樹脂が使えなくなったら潔く

 シェードの制作はやめる」宣言していたのだが

 その後メーカーが現行のポリエステル樹脂を

 継続して配合し提供してくれるようだとわかり

 零細だけにひと安心。

 (値上げは想定していたが)

 

 

 それからここのところ遠方のみなさまから

 納めたランプ類を無事設置した様子を

 メールで写真を送ってくださりありがとうございます。

 なんだかんだとこちらもその後は気になるものなので

 ひと安心できます。

 

 要するに心配性なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

making
骨折りゾーンからの脱出

DSCF6232.JPG

 

 一昨日、さらに大ぶりのフロアスタンド用

 骨付きフルFRPシェードを無事納品。

 遅れたため最終点灯具合は見れなかったので

 また後日。

 

 ところで、こどもの頃母親がスーパーで売っている

 冷凍手羽先を買ってよく食卓で出してくれていたが

 その名を「風来ボーン」といった。(商品名)

 でも、こどもながらに

「これ風来坊※のパクリだよね?」と

 大笑いしつつどこか心配もしてたものだが

 風来坊はいわゆるフランチャイズ形式をとらずに

 チェーン展開してるお店なのでたぶん笑って

 見過ごしていたような気がするのだけど

 果たしてどうなのかな?

 ※名古屋の手羽先唐揚店

 

 10年前にクラフトフェアに初出展したさらにその

 3年前に下見に行ったときに一部のかっこいいな、

 と思える作家がつくっていたものが

 今や一般化してたくさんの人がその流れのものを

 つくってる気がする。

 陶磁器、ガラス、金属、木工…お店の人は

 せめてアーカイブくらいは学んで

 若い作家に指摘して導いてあげてほしいものだ。

 それよりも頼むから誰か樹脂を、

 FRPをやっておくれ。

 

 骨折り損?

 これまで十分面白かったよ。

 そろそろ報われゾーンにいきたいけどね。

 

 

 

 

 

 

 

making
34th CRAFT FAIR MATSUMOTO 2018

img030.jpg

 

 クラフトフェアまつもと 2018

 

 5月26日(土) 11:00 ‐ 17:00

 5月27日(日)    9:00 ‐ 17:00

 

 あがたの森公園

 長野県松本市県(あがた)

 松本駅から徒歩20分。

 駐車場はございません、公共交通機関をご利用ください。

 

 クラフトフェアまつもと 2018 実行委員会

 

 

 出展します。

 

 

 

 

 

 

 

news
得意分野

DSCF6119.JPG

 

 スチロールカッターに

 ブロケードカッター。

 それから円柱の発砲スチロール。

 某案件用の原型づくりに。

 が、ここから進まず足踏みしていたところを

 ちょっと助け舟を出してプッシュしてくれた。

 つくり手からの依頼のここがありがたいところ。

 

 が、いっそプロに(発砲スチロールの)

 相談したところ、

「そんなん手作業じゃ絶対無理だわ」

 と笑われてしまったので

 結局外注に出すことにした。

 またもや作り手の余計なプライドが

 邪魔をしてしまった…

 得意のことをやります。

 

 

 

 

 

 

 

making
| 1/3 | >>